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ヨハネス・ブラームス
ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms, 1833年5月7日 - 1897年4月3日)は、19世紀ドイツの作曲家、ピアニスト、ドイツ音楽における「三大B」とも称される。ハンブルクに生まれ、ウィーンに没する。作風はおおむねロマン派音楽の範疇に属するが、古典主義的な形式美を尊重する傾向も強い。一部には、ブラームスをしてベートーヴェンの後継者ととらえる人もおり、指揮者のハンス・フォン・ビューローは彼の交響曲第1番を「ベートーヴェンの交響曲第10番」と評した(Wikipedia)。- 交響曲第1番 ハ短調 op.68:13年7月6日新大SO@リュートピア
- 交響曲第2番 ニ長調 op.73
- 交響曲第3番 ヘ長調 op.90
- 交響曲第4番 ホ短調 op.98
- ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 op.15
- ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.83
- ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
- ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 op.102
交響曲第1番 ハ短調 op.68
交響曲は通常、完成までに数ヶ月から数年かかるとされているが、この交響曲においては実に24年という長年月をかけて完成された。その背景として、ブラームスはベートーヴェンの9つの交響曲がある限り、もはや交響曲を作曲することは意味がないという見解を持っていたこともあって、交響曲の発表に関してはかなり慎重であった。しかし、この曲は聴衆から名曲として受け容れられ、ベートーヴェンの「交響曲第10番」とも評された。また、楽器編成や両端楽章(1、4楽章)の調性の対比、全曲4楽章構成などからロマン派時代における新古典主義の代表作とも呼ばれているが、それは外面的な音楽形式のみに限り、それを器とするブラームスの音楽精神はロマン的であり、近代的なものである。さらに、ブラームスのオーケストレーションには独特の癖があり、ベルリオーズやR・シュトラウスの近代的なオーケストレーションの見地からすると巧妙であったが、ブラームスの交響曲の渋さ、重さはこのような楽器法によるものと考えられている。(新大SOパンフレット、太田和樹さん)