ホーム > クラシック > アントン・ブルックナー
アントン・ブルックナー
- 交響曲ヘ短調(1862):習作。『第00番』『習作交響曲』などの名称あり
- 交響曲第0番 ニ短調(1863-64):1869年改訂。『第0番』はブルックナー自身による名称
- 交響曲第1番 ハ短調(1865-66)
- 交響曲第2番 ハ短調(1871-72)
- 交響曲第3番 ニ短調『ワーグナー』(1872-73)
- 交響曲第4番 変ホ長調『ロマンティック』(1874)
- 交響曲第5番 変ロ長調(1875-76)
- 交響曲第6番 イ長調(1879-81)
- 交響曲第7番 ホ長調(1881-83)
- 交響曲第8番 ハ短調(1884-87)
- 交響曲第9番 ニ短調(1891-96):未完(第3楽章まで)
交響曲第2番 ハ短調
- Herbert von Karajan指揮、BPO、1980年12月、1981年1月、ベルリン、Po. F35GL-50399 (DG)、60分
(途中略)
このディスクの演奏はノヴァック盤の1877年の版によっている。この曲の初演のための練習中、楽員たちがこれを「休止交響曲」と名づけて嘲った。この曲には、ブルックナーが主題を、古典派のように明確に成立したものとしては提示せず、次第に形を整えていくという、いわゆる「ブルックナーの発展原理」がすでに見えている。そのことが当時の批評家たちには「無形式」という印象を与えたらしい。(グラムフォン版日本語ライナー・渡辺護)
交響曲第4番 変ホ長調『ロマンティック』
- Bernard Haitink指揮、VPO、1985年2月、ウィーン、Ph. 412-735-2 (DG)、67分
第一、マーラーは名指揮者であり、日曜作曲家であった。その点では現代のバーンスタインに近く、彼の交響曲がヴィルトオーゾの指揮者とオーケストラを必要とするのは申すまでもあるまい。どのパートをとっても生なかなコンチェルトの独奏よりはむずかしいくらいだ。名人指揮者と名人オーケストラのための作品、それがマーラーの交響曲であり、R・シュトラウスの管弦楽作品とも共通する。VPOの楽員がリハーサルのとき「この音符を楽譜通り全部弾くのは不可能です」とシュトラウスに言ったところ、「そうだろうね、大体のところで良いのだよ。」と答えたそうだが、VPOでさえそうなのだ。
一方のブルックナーは指揮者としてはまったくの落第生である。棒の技術もゼロだし、気が弱く、本番のとき、なかなか始めようとしないのでコンサートマスターが「どうぞ始めて下さい」というと「そとらからお先に」と答えたのだから推して知るべしだ・・・以下略。(フィリップス版日本語ライナー・宇野功芳)
交響曲第7番 ホ長調
- Herbert von Karajan指揮、VPO、1989年4月18日-23日、ウィーン、ムジークフェラインザール、Po. POCG (DG 429 226-2)
交響曲第9番 ニ短調
- Eliahu Inbal(エリアフ・インバル)指揮、Radio Sinfonic Orcester Frankfurt(フランクフルト放送交響楽団)、1986年9月11日-13日、フランクフルト、アルテ・オーバー、Teldec 8-43302