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徳島

徳島県は四国の東部に位置する。面積4,145km2、人口約82万の県である。面積では全国35位、人口では全国44位に当たる。しかし、県上の76%が森林であり、森林面積では全国29位に位置している。ランドサットの画像を見ると、薄緑や茶色で示される平野部は、吉野川河口部の徳島平野を除くと殆ど見られず、ほぼ全体が森林を示す濃い緑に覆われている。その森林も約6割が杉を主体とした人工林で構成され、天然林は、剣山、三嶺を中心とする脊梁山地周辺に僅かに残るのみである。

剣山とその周辺

剣山(1,964.7m)を中心として、丸笹山(1,711.6m)、赤帽子山(1,620m)、一ノ森(1,880m)など周辺の山々と、剣山以西、土佐矢筈山(1,606.5m)までの四国山脈主稜線上の山々がこのグループ。これらの山々は、1,600m以上の標高をもち、シコクザサに覆われた四国山脈独特の優美な山容を誇っている。展望もよく、登ってよし、眺めてよしの徳島県を代表する山々。

高越山とその周辺

東西に走る3本の構造線により、山の個性を大きく変えるが、本グループでは御荷鉾構造線の北側、三波川に属する山のうち,貞光川より東にある東宮山、高越山、友内山など。これらの山々は地質構造の影響で、標高は低いが断崖が多く、個性的な山容を誇る。また、比較的人口の多い地域に立地するため、信仰の対象になった山も多い。

雲早山とその周辺

剣山より東の四国山脈主稜は、西方の山と異なり、岩が露出した、荒々しい山容をもつものが多い。気温の関係で森林が発達し、林床植生もスズタケが多くなる。本グループは雲早山をはじめ、高丸山、平家平などの山々。これらの山々は、谷から急勾配で立ち上がり、登頂に体力を要するものが多いが、林道の整備により手軽に登れる山もある。また、周辺の人口が少ないため、緊急時の連絡体制などに留意して登る必要がある。(徳島県勤労者山岳連盟)

黒笠山とその周辺

本グループでは、三波川帯に属する山のうち、貞光川以西の黒笠山、矢筈山、寒峰など。祖谷山系とも呼ばれ、標高も高く、県内でも剣山主稜に続く人気を誇る山々である。個性的な山容の山が多く、これらの山々を結ぶ縦走も楽しい。

県西の山

黒笠山グループとの分類が難しいが、交通機関との関係から、県西部の1,200〜1,400m級の山々をこのグループに分類。

徳島市周辺の山

県南の山



Last modified: Mon, 25 Dec 2017 20:31:04 +0900
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