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ユリ目
キク目の続きは後回しにして、これから春の林床を彩るユリ目です。タイプ科としてユリ科を含むものですが、分類体系によって含まれる科は異なってきます。ユリ科が様々な系統をまとめた多系統群であるとの知見が増えるにつれ、ユリ科やユリ目は細分化される傾向にあるようです。クロンキスト体系ではユリ科を大きくとらえてネギ科やヒガンバナ科を分けず、さらにユリ目そのものも大きなグループとしています。- タヌキアヤメ科 Philydraceae
東南アジアから太平洋諸島、オーストラリアの熱帯・亜熱帯に分布する多年草、3属6種からなります。日本ではタヌキアヤメだけが、九州南部以南に自生するようですが、山渓ハンディ図鑑での記述ありません。 - ミズアオイ科 Pontederiaceae
- ハエモドルム科 Haemodoraceae
南アフリカ、オーストラリアの旧熱帯と、アメリカ合衆国南西部から熱帯アメリカの新熱帯に、16属80種ほどが分布しています。 - キアナストルム科 Cyanastraceae
- ユリ科 Liliaceae:
- アヤメ科 Iridaceae
- ウェロジア科 Velloziaceae
- アロエ科 Aloaceae
南アフリカ、マダガスカルなどにアロエなど5属700種ほどが分布します。 - リュウゼツラン科 Agavaceae
木本または大型の常緑多年草からなり、リュウゼツラン、ユッカ、ドラセナなどを含みます。 - ススキノキ科 Xanthorrhoeaceae
オーストラリアに産し、ススキのような細い葉をつける樹木または草からなります。 - ハングアナ科 Hanguanaceae
- タシロイモ科 Taccaceae
世界の熱帯に産し、ヤマノイモ科に近縁です。 - ビャクブ科 Stemonaceae
3-4属、30種前後が東南アジアを中心に東アジアからオーストラリアまで、また北米の一部に分布します。 - サルトリイバラ科 Smilacaceae
- ヤマノイモ科 Dioscoreaceae