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ジョン・コルトレーン
ジョン・コルトレーン(John Coltrane, 1926年9月23日 - 1967年7月17日)は、アメリカ、ノースカロライナ州生まれのモダンジャズのサックスプレーヤー。主にテナー・サックスを演奏したが、活動最初期はアルト・サックス、1960年代よりソプラノ・サックス、最晩年にはフルートの演奏も残している。活動時期は、1950年代のハード・バップの黄金時代から1960年代のモード・ジャズの時代、さらにフリー・ジャズの時代にわたり、それぞれの時代に大きな足跡「ジャイアントステップ」を残した。短い活動期間にも関わらず、アルバムに換算して200枚を超える多数の録音を残した。2012年現在でも多くのジャズ愛好家たちに愛され続けており、彼の残したレコードはほとんどが廃盤にはならずに(あるいは一旦廃盤になっても再発売される形で)、2012年現在でも流通し続けている。さらに、死後40年以上経過した現在でも未発表テープが発掘され、新譜として発表される状況が続いている(Wikipedia)。
- Miles Davis / 'Round About Midnight (1955/10/27)
- Miles Davis / The New Miles Davis Quintet (1955/12/16)
- Elmo Hope / Informal Jazz (1956/5/7)
- Miles Davis / Relaxin' (1956/5/11)
- Miles Davis / Workin' (1956/5/11, 10/26)
- Miles Davis> / Steamin' (1956/5/11, 10/26)
- Sonny Rollins / Tenor Madness (1956/5/24)
- Zoot Sims / Tenor Convlave (1956/9/7)
- Paul Chambers / Whims of Chambers (1956/9/21)
- Miles Davis / Cookin' (1956/10/26)
- Miles Davis / Miles Davis And The Modern Jazz Giants (1956/10/26)
- Johnny Griffin / A Blowing Session (1957/4/5)
- Tommy Flamnagan / The Cats (1957/4/18)
- Dakar (1957/4/20)
- Cattin' with Coltrane and Quinichette (1957/5/17)
- Coltrane (Pres.) (1957/5/31)
- Lush life (1957/5/31, 8/16, 1958/1/10)
- The Last Trane (1957/8/16, 1958/1/10, 3/26)
- Traneing in (1957/8/23)
- Blue Train (1957/9/15)
- Wheelin' and Dealin' (1957/9/20)
- Winner's Circle (1957/9/??)
- Sonny Clark / Sonny's Crib (1957/10/9)
- Red Garland / All Mornin' Long (1957/11/15)
- Red Garland / Soul Junction (1957/11/15)
- Red Garland / High Pressure (1957/11/15)
- The Believer (1958/1/10, 11/26)
- Soultrane (1958/2/7)
- Miles Davis / 1958 Miles (1958/3/4, 5/26)
- Settin' the Pace (1958/3/26)
- Miles Davis / Milestone (1958/4/2-3)
- Black Peals (1958/5/23)
- Bahia (1958/7/11, 12/26)
- Coltrane Time (1958/10/13)
- Bags and Trane (1959/1/15)
- Miles Davis / Kind of Blue [+1] (1959/4/22)
- Giant Steps [+6] (1959/4/4-5, 12/2)
- Coltrane Jazz [+1] (1959/12/2, 1960/10/21)
- My Favorite Things (1960/10/21, 24, 26)
- Coltrane's Sound (1960/10/24, 26)
- Miles Davis / Someday My Prince Will Come (1961/3/7, 20)
- Live at the Village Vanguard (1961/11/2-3)
- Ballads (1961/12/21, 1962/9/18, 11/13)
- Impressions (1961/11/5, 1962/9/18, 1963/4/29)
- Coltrane (Imp.) (1962/4/11-12, 6/21, 29)
- Duke Ellington & John Coltrane (1962/9/26)
- John Coltrane and Johnny Hartman (1963/3/3)
- A Love Supreme (1964/12/9)
- Live at the Village Vanguard Again! (1966/5/26)
Dakar (1957/4/20)
これはプロデューサーがテデイ・チヤールス、演奏フォーマットが1テナー、2バリトン+リズム・セクションという異色なアルバムである。チヤールスは実験的ジャズに積極的だったヴァイブ奏者だが、50年代半ばにはプロデューサーとしても活躍してプレスティッジ、ジュビリー、ベツレヘムといったレーベルにかなりのアルバムを残している・・・。(久保田高司)
Source:Wikipedia 2016/10/23
- Dakar (Teddy Charles) 7:09
- Mary's Blues (Pepper Adams) 6:47
- Route 4 (Charles) 6:55
- Velvet Scene (Waldron) 4:53
- Witches Pit (Adams) 6:42
- Catwalk (Charles) 7:11
Cattin' with Coltrane and Quinichette (1957/5/17)
ジョン・コルトレーンとポール・タイニシュットという、2人のテナー・サックス奏者にリズム・セクションを配したこのアルバムは、いかにもプレスティッジらしい、いわゆるジャム・セッション的な気軽さをもったアルバムである。ここではまず2本のテナー・サックスという、同一楽器同士の組み合わせが興味を惹くことになるわけだが、50年代半ばからのプレスティッジ・レーベルには、こうした同一楽器同士のアルバムが、かなりたくさんある・・・。(岡崎正通)
Source:Wikipedia 2016/9/24
- Cattin' (Mal Waldron) 7:20
- Sunday (Miller-Stein) 6:58
- Exactly Like You (Jimmy McHugh) 6:45
- Anatomy (Mal Waldron) 8:48
- Vodka (Mal Waldron) 9:02
- Tea for Two (Vincent Youmans, Irving Caesar) 8:05*
John Coltrane, ts (except on #3 & #6); Paul Quinichette, ts; Mal Waldron, p; Jullian Euell, b: Ed Thigpen, ds / Recorded on May. 17, 1957 at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ / V. VICJ-2125 (CD), Prestige 7158
Coltrane (1957/5/31)
ジャケット右上に"a major voice in the Miles Davis Quintet..the New tenor saxophone STAR"と、書き込んだ当時のプレスティッジの意気込みが半世紀を経た今でも伝わってきそうだ。今まで気にしたことが少なかったが、初リーダー作ということを意識して聴くと、コルトレーンの気迫まで伝わってきそうだ。若いときはインパルス盤しか知らなかった私だ。50年代後半のプレステッジ盤は何枚か出ているが、寄せ集めのB級盤だという認識が強かったのかもしれない。録音日を把握したりしながら聴いていると、新しい発見があったりして興味が尽きない。(2009/06/06 14:17)
A面最初の"Bakai"は、太鼓とバリトントのリズムに導かれるように始まるA(12)、A'(12)、B(8)、A(12)の計44小節のちょっと不思議な雰囲気をもった曲である。テーマ吹奏の後、最初ガーランド、続いてコルトレーンが各々2コーラス、最後にバリトンのシハブが1コーラス続く。ライナーノートを眺めると、"Bakai" (which I'm told means "cry" in Arabic), by Cal Massey, opens side one. Its handsome minor theme is expounded by Red Garland, Coltrane (who really cries), and Shihab.と記されている。ライナーではそれ以上言及されていないが、キャル・マッセーが「エメット・ティル殺害事件(1955年、黒人少年がリンチを受けて殺された事件)」に寄せた曲だそうだ。この曲の由来が分かると、その後のコルトレーンのサウンドが一貫して当時のアメリカの公民権運動とダブっていたことが改めて分かった。
2トラック目の"Violets for Your Furs"では、コルトレーンのテーマに続いて、同じくガーランドが1コーラス、最後にコルトレーンで締めくくるが、甘さに流されないスタイルに改めて好感を覚えたりする。流されないというよりも、原曲のメロディを尊重しながらも余分な甘さを一切捨て去った、彼独自の境地なんだろうと思う。このバラードに対する解釈は、インパルス盤でも引き継がれるが、若々しさという点ではこちらがよろしい。B面はピアノがウォルドロンに代わり、コルトレーンのオリジナル2曲が入っているが、何れもジョニー・スプローンという聞きなれないラッパが加わっている。ライナーノートには、31年1月生まれの若いトランペッターで、ソニー・スティットやルー・ドナルドソンと仕事をした経験を持ち、アイドルとするトランペッターはクリフォード・ブラウンだとされているが、若干不安定な感じがする。
Side A:
- Bakai (Cal Massey) 8:45
- Violets for Your Furs (Dennis- Adair) 6:10
- Time Was (Luna de la Fuente-Prado-Russell) 7:25
- Straight Street (Coltrane) 6:15
- While My Lady Sleeps (Kahn-Kaper) 4:36
- Chronic Blues (Coltrane) 8:00
Lush life (1957/8/16)
"lush"は、草などが青々とした、みずみずしく茂ったとか、その比喩的に豪勢な、豪華な、 豊富なという意味だが、スラングには大酒飲みと意味もある。きっと、コルトレーンの本アルバムのタイトルは後者のほうなんだろうと思う。もしも後者のほうだとすると、時代は15年ほど新しくなるが73年にデビューした「酔いどれ詩人」トム・ウェイツを思い出してしまう。カリフォルニア州出身、トム本人の弁によれば病院に駆けつけるタクシーの後部座席で生まれたという(ホラ話かも知れない)。前置きがトムでは、コルトレーンに失礼だというとトムのファンにお叱りをうけると思うが、トムのほうは別の機会のゆっくり紹介させていただくことにして容赦願いたい。本作の魅力の第1は、A面ピアノレストリオの3曲がいい。即ち"Like Someone In Love"、"I Love You"、そして"Trane's Slow Blues"だ。トレーンの無伴奏ソロからスタートするところが印象的な"Like Someone In Love"は、後のインパルス吹き込みのバラード・プレイにつながる。"I Love You"では、美しいテーマに続いてトレーンの気迫のあるソロが展開する。B面表題作の"Lush Life"は、ドナルド・バードとの2ホーンのクインテット。バードはイマイチ、切ないほどに甘美なレッド・ガーランドのピアノタッチにしびれてしまったりする。(2009/06/08 21:32)
Side A:
- Like someone in love (Van Heusen/Burke) 4:55
- I love you (Cole Porter) 5:30
- Trane's slow blues (Coltrane) 6:20
- Lush life (Billy Staryhorn) 13:45
- I hear a Rhapsody (Frages/Baker/Gasparre) 6:00
The Last Trane (1957/8/16, 1958/1/10, 3/26)
初期コルトレーンの名盤『ラッシュ・ライフ』と共に、私のお気に入りアルバムだ。録音は57〜58年だが、7300番代というレコード番号から分かるとおり発売はかなり遅くって、6〜7年後の64年だったという。ジャケットは発売当時の最新フォトなんだろうと思う。ソプラノを吹いているが、本作は全てテナー。プレスティッジお得意の補遺集のひとづだが、コルトレーンがソプラノを手にするのは60年以降のことなので、内容とは全然違ったいい加減なジャケットだったりする。まあ、そんなことはどうでもよろしい。その分、中身は素晴らしいのだから・・・。A面に針を降ろすと、太鼓の連打で始まる"Lover"が凄いアップテンポで始まり、一気呵成のテナー・ソロを聴かせる。次の"Slowtrane"はコルトレーンのオリジナル、『ラッシュ・ライフ』の"Trane's slow blues"の別テイクでテンポはそれよりも遅い。コルトレーンにしては珍しくピアノレスである。ロリンズが試みたようにピアノレスの独自なサウンドを狙ったようではなく、単にピアノが参加していないだけと考えたほうが無難のようだ、B面"By the Numbers"もオリジナルでガーランドがソロをとった後、コルトトレーンが続く。最後はスタンダード"Come Rain or Come Shine"、ドナルド・バードのリリカルなラッパが聴きものでもある。この時期をコルトレーンを駆け足で聴くのに最適な1枚であると思う。(2009/05/30 20:18)
Side A:
- Lover (Rodgers, Hart) 7:57
- Slowtrane (Coltrane) 7:15
- By the Numbers (Coltrane) 11:58
- Come Rain or Come Shine (Mercer, Arlen) 8:44
Traneing in (1957/8/23)
帰途、東京駅から新幹線に乗ると席のポケットに備えてあるA4の冊子、「トランヴェール」の表紙に初めて気づいた。特集・横浜はいつも音楽の街とあった。取り出して頁をめくると、大桟橋から眺めたみなとみらいの宝石を散りばめたような夜景の写真が見開きのA3大で掲載されていた。次の頁には横浜、西洋音楽の150年と題された記事があって、案の定この街のジャズの歴史について触れられている。驚いたのは左上に関内のジャズスポット「BarBarBar」が載っており、どうやら筆者のお気に入りのようで、他の頁にも5〜6枚同店の写真が掲載。JR関内駅を降りて交差点をわたって数分歩いたところに、小さな交差点があって、その角に赤いネオンサインがぽっかりと浮かんだ写真に胸キューンだ。そんなこともあって、今宵もハードバップを紹介したい。マイルスの次は、やっぱりコルトレーン。レコード番号順にいけば、コルトレーンの2枚目のリーダー作品だ。コルトレーンとガーランドの共演作品は数知れないが、ワン・ホーンでのセッションは意外と少ない。本アルバムを含めて3つしかないという。でも、本アルバムはガーランドというよりもチェンバースの健闘が顕著。テナーとベースのユニゾンで始まるB面側最初のトラック"Bass Blues"を中心に、2人の演奏は素晴らしい。スタンダード・ナンバーを含む若々しいコルトレーンの演奏を堪能したい・・・。(2009/06/11 23:06)
Side A:
- Traneing in (Coltrane) 12:30
- Slow Dance (Levister) 5:26
- Bass Blues (Coltrane) 7:42
- You Leave Me Breathless (Hollander-Freed) 7:22
- Soft Lights and Sweet Music (Irving Berlin) 4:40
- Bass Blues
Blue Train (1957/9/15)
1985年に520人が犠牲になった日航ジャンボ機墜落事故から、昨日で24年経った。慰霊登山における事故関係者や遺族が参加している状況が、例年のようにTVニュースであった。この事故をテーマにした横山秀夫原作の映画が昨年夏上映されているので、いつもの年より記憶に新しい。さて「クライマーズ・ハイ」とは、クライマーの興奮状態が極限まで達し、恐怖感が麻痺してしまう状態のことである。よくモードはコードの呪縛から開放された音楽理論と云われるが、このクライマーズ・ハイと似てはいないだろうか。既成のリズムや複雑なコード進行という脅迫観念からの解放感とあいまって、シーツ・オブ・サウンドとも評された疾走する躍動感は、クライマーズ・ハイより凄まじいものがあるかも知れない。後のインパルス時代とは違う、真っ直ぐな表現を聴くことができるアルバムだ。(2009/08/13 08:11)
Side A:
- Blue Trains (Coltrane) 10:39
- Moment's Notice (Coltrane) 9:06
- Locomotion (Coltrane) 7:11
- I'm old Fashioned (Kern-Mercer) 7:55
- Lazy Bird (Coltrane) 7:04
Wheelin' and Dealin' (1957/9/20)
今は亡い若い頃の山の仲間からもらった1枚。昨日、記した「プレスティッジ・ブック」の73頁に掲載されていた。どうやら、この本はデータで読ませる私好みの1冊だ。所有盤は、日本ヴィクターから発売された1枚で当時"名盤"と云われなかったヴィニルディスクを対象に何10枚かカタログに載ったと思う。A1、"Things Ain't What They Used to Be(昔は良かったね)"の冒頭に始まるウェスのフルート・ソロを聴くと特別の思い入れがあったりする。ウェスもクイニシェットもコルトレーンより年上で、キャリアも長い先輩たちだ。特にクニシェットは、スイング・テナーを継承して古典的な時代の香りがムンムンのスタイルであるんだけど・・・。録音したプレスティッジは、この2人のベテランに気鋭のコルトレーンを加えたブローイング・セッションに仕立てたんだろうか。何か最近話題になっているコルトレーンを組み合わせるかくらいの適当なものだたかも知れない。要するに、プレスティッジお得意の多人数ゴッタ煮的なセッションの1枚だったのだろう。なんと云ってもテナーが3人も居て、3人3様のプレイが楽しめるところがよろしい。そしてワトキンスのベースが頑張っており、強力である。この種のアルバムに、クイニシェット名義のアルバムもあるが、こちらは後で紹介。
ちなみにタイトルの"Wheelin' and Dealin'"は、裏取引〔工作〕の意。wheelは、(h)wi:lと発音するが、最近の本作紹介における一般的な日本語表記によった。(2009/09/01 20:05)
Side A:
- Things Ain't What They Used to Be (昔は良かったね)(Ellington)
- Wheelin' (Waldron)
- Robbin's Nest (Thompson)
- Dealin' (Waldron)
Winner's Circle (1957/9/??)
Source:Wikipedia 2016/9/24
- Lazy Afternoon (Moross-LaTouche) 7:44
- Not So Sleepy (Mathews) 6:46
- Seabreeze (Douglas-Norman-Bearden) 4:51
- Love And The Weather (Berlin) 4:07
- She Didn't Say Yes (Kern-Harbach) 3:03
- If I'm Lucky (I'll Be The One) (Darwin-Girard) 6:48
- At Home with The Blues (Lewis) 5:02
- Turtle Walk (Wheeler) 5:24 /43:55
Red Garland / High Pressure (1957/11/15)
- Soft Winds
- Solitude
- Undecided
The Believer (1958/1/10, 11/26)
このアルバムには、1958年1月10日と12月26日のメンバーの異なる二つのセッションが収められている。1月のセッションではもう3曲録音されていて、その中の「ラッシュ・ライフ」が『LUSH LIFE』に、「降っても晴れても」と「ラヴァー-」が『THE LAST TRAIN』に収録されている。また、12月のにはもう5曲あって、「バイーア」「ゴールズ・ポロ・エクスプレス」「サムシング・アイ・ドリームド・ラスト・ナイト」が『BAHlA』、「ゼン・アイル・ビー・タイアード・オブ・ユー」「タイム・アフター・タイム」が『STARDUST』に収録されている。
Source:Wikipedia 2016/10/22
- The Believer (McCoy Tyner) 13:51
- Nakatini Serenade (Calvin Massey) 11:05
- Do I Love You Because You're Beautiful? (Richard Rodgers, Oscar Hammerstein II) 5:14
Soultrane (1958/2/7)
Source:Wikipedia 2016/9/24
- Good Bait (Dameron/Basie) 12:07
- I Want to Talk About You (Billy Exkstein) 10:56
- You Say You Care (Stein/Robbins) 6:15
- Theme for Ernie (Fred Lacey) 4:56
- Russian Lullaby (Irving Berlin) 5:35
Settin' the Pace (1958/3/26)
名編『ソウルトレーン』と桔杭する、コルトレーンのプレスティッジにおける代表的ワン・ホーン・アルバム
Source:Wikipedia 2016/10/22
- I See Your Face Before Me (Howard Dietz, Arthur Schwartz) 9:59
- If There Is Someone Lovelier Than You (Dietz, Schwartz) 9:22
- Little Melonae (Jackie McLean) 14:05
- Rise 'n' Shine (Buddy DeSylva, Vincent Youmans) 7:16
John Coltrane / Black Peals (1958/5/23)
60年代に入ってからのコルトレーンは、ごくわずかの例外をのぞいては、いずれも自らの率いるレギュラー・グループでレコーディングを行なっていった。それに対し50年代の彼のレコーディングは、所属してい7=マイルス・デイビスのコンボの一員(55年春〜57年春、57年11月〜60年4月)としての吹き込みのほかは、いずれもレコーディング・メンバーによるセッションだった(57年に約半年間、セロニアス・モンク・クアルテットに参加したが、その間吹き込んだモンクとのセッションもレコ-デインクナ・メンバーによるものである)。これらのセッションの多くははっきり言って、単にイースト・コースト派の中堅ジャズメンをスタジオに集め、特別な準備や企画性もなく、なんら変哲もないハード・バップ.・セッションとして録音されたものがかなりの数となっている。それでいながら、これらのセッションの多くが今日においでも允分鑑賞に堪え、それ以上に多くのジャズ・フアンに感動を与えているのは、一にも二にもコルトレーンが参加しているからなのである。そこに我々はコルトレーンの偉大さをみてとれる。
Source:Wikipedia 2016/9/24
- Black Peals (comp. unknown) 13:05
- Lover Come Back to Me (Romberg/Hmmerstein) 7:25
- Sweet Saphier Blues (Robert Weinstock) 18:20
Bahia (1958/7/11, 12/26)
ジョン・コルトレーンがプレスティッジと契約したのは、1957年3月末のことだった。内容は、アルバム1枚につきアドバンスが300ドルで、オリジナル・チューンの出版権はプレスティッジ・ミュ-ジックに属すろ(ということは放送等の印税はプレスティッジに流れ込む)というもの。いかにもマイナー・レーベルとまだ売れない新人ミュージシャンの間で取り交わされる、いつの時代にもある“わびしい”話である。けれど、当時マイルス・デイビス・クインテットのメンバーというだけで、さして人気の高くなく、また独立するにも自信のなかったコルトレーンにとって、問題は金ではなかった・・・。さて、それでは話をこのアルバムに移そう。アルバム『バイーア』(PRLP7353)は、11枚のプレスティッジのアルバムのうち10枚日に出され、発売は65年の春でである。最後に出されたのが文字どおり『ザ・ラスト・トレーン』(PRLP7378)で、この2枚のジャケットにはトレーンがソプラノを吹いている写真が使われているが、無論プレスティッジではソプラノはまだ手にしてなかった。
Source:Wikipedia 2016/10/23
- Bahia (Ary Barroso) 6:17
- Goldsboro Express (Coltrane) 4:45
- My Ideal (Richard Whiting) 7:35
- I'm a Dreamer, Aren't We All 7:02
- Something I Dreamed Last Night (Yellen, Magidson, Fain) 10:48
track 1-2, 5: John Coltrane, ts; Freddie Hubbard, tp (track 5); Red Garland, p; Paul Chambers, b; Art Taylor, ds; Recorded December 26, 1958 (#1-2, 5) at Van Gelder Studio, Hackensack, NJ / V. VICJ-2175, Prestige 7353
Coltrane Time (1958/10/13)
Source:Wikipedia 2016/9/24
- Shifting Down 10:40
- Like Someone In Love 6:14
- Double Clutching 8:07
- Just Friends 8:19>
Bags and Trane (1959/1/15)
Source:Wikipedia 2016/9/24
- Bags & Trane (M.Jackson) 7:23
- Three Little Words (Harry Ruby/Bert Kalmer) 7:27
- The Night We Called It A Day (Matt Dennis/Tom Adair) 4:19
- Be-Bop (D.Gillepie) 7:57
- The Late Late Blues (M.Jackson) 9:35
Giant Steps [+6] (1959//4/4-5, 12/2)
Source:Wikipedia 2016/9/24
- Giant Steps (Coltrane)Spiral (Coltrane) 4:43
- Cousin Mary (Coltrane) 5:45
- Countdown (Coltrane) 2:21
- Spiral (Coltrane) 5:56
- Syeeda's Song Flute (Coltrane) 7:00
- Naima (Coltrane) 4:21
- Mr. P.C (Coltrane) 6:57
- Giant Steps (Coltrane) 3:41*
- Nama (Coltrane) 4:27*
- Like Sonny (Coltrane) 5:54*
- Countdown (Coltrane) 4:33*
- Cousin Mary (Coltrane) 7:03*
- Syeeda's Song Flute (Coltrane) 3:32* / total 69:29
1-6: John Coltrane, ts; Tommy Flanagan, p; Paul Chambers, b; Art Taylor, ds. May 4 & 5, 1959, NYC / 7: John Coltrane,ts; Wynton Kelly, p; Paul Chambers, b; Jimmy Cobb, ds / Recorded May 4?5, 1959, Dec 2, 1959, NYC / EastWest. AMCY-1001 (Atl. SD-1003)
Coltrane Jazz [+1] (1959/12/2, 1960/10/21)
Source:Wikipedia 2016/9/24
- Little Old Lady (H.Carmichael, S.Adams) 4:28
- Village Blues (Coltrane) 5:23
- My Shining Hour (H.Arlen, J.Mercer) 4:54
- Fifth House (Coltrane) 4:44
- Harmonode (Coltrane) 4:13
- Like Sonny (Coltrane) 5:54
- I'll Wait And Pray (G.Treadwell, J.Valentine) 3:35
- Some Other Blues (Coltrane) 5:40
- I'll Wait And Pray* / total 42:10
My Favorite Things (1960/10/21, 24, 26)
Source:Wikipedia 2016/9/24
- My Favorite Things (Oscar Hammerstein II, Richard Rodgers) 13:41
- Every Time We Say Goodbye (Porter) 5:39
- Summertime (Gershwin) 11:31
- But Not for Me (Gershwin) 9:34
1999 reissue bonus tracks - My Favorite Things, Part 1 (single A-side) 2:45
- My Favorite Things, Part 2 (single B-side) 3:02
Coltrane's Sound (1960/10/24, 26)
Source:Wikipedia 2016/11/12
- The Night Has a Thousand Eyes (Buddy Bernier, Jerry Brainin) 6:51
- Central Park West (Coltrane) 4:16
- Liberia (Coltrane) 6:53
- Body and Soul (Edward Heyman, Robert Sour, Frank Eyton, Johnny Green) 5:40
- Equinox (Coltrane) 6:39
- Satellite (Coltrane) 5:59
1999 reissue bonus tracks - 26-2 (Coltrane) 6:17
- Body and Soul (alternate take) 5:58
Live at the Village Vanguard (1961/11/2-3)
トレーンがドルフィーと知り合ったのは54年の頃。当時、ドルフィーはLAに住んでいて、トレーンはジョニー・ホッジスのバンドの一員としてLAを訪れた。50年代後半にはドルフィーがNYに出てから2人に付合いは深まり、61年頃から共演するようになった。本作は11月、「ヴィレンジ・ヴァンガード」での共演を収録したもの。マックス・ゴードンが経営する「ヴィレッジ・ヴァンガード」は、数々の名盤を残してきたライヴのメッカとも言うべき場所である。ウェブ検索で「ヴィレッジ・ヴァンガード」をレビューすると、数多くの有名作がずらりと並ぶ。トレーンのこのセッションは、他に「インプレッションズ」、「トレーズ・モード」などでも聴くことができる。本作のヴィニル盤ではB面いっぱいを占めていて、CDでは3曲目の"Chasin' the Trane"が素晴らしい。トレーンのインプロヴァイザーとしての凄まじさを示していると思う。(2009/12/26 22:36)
- 1.Spiritual (Coltrane) 13:48
- Softly as in a Morning Sunrise (Sigmund Romberg, Oscar Hammerstein II, 1928) 6:37
- Chasin' the Trane 16:10
Ballads (1961/12/21, 1962/9/18, 11/13)
Source:Wikipedia 2016/9/24
- Say It (Frank Loesser) 4:18
- You Don't Know What Love Is (Gene DePaul) 5:15
- Too Young to Go Steady (Jimmy McHugh, Harold Adamson) 4:23
- All or Nothing at All (Arthur Altman) 3:39
- I Wish I Knew (Harry Warren) 4:54
- What's New (Bob Haggart) 3:47
- It's Easy to Remember (Richard Rodgers) 2:49
- Nancy (Jimmy Van Heusen) 3:10
Impressions (1961/11/5, 1962/9/18, 1963/4/29)
Source:Wikipedia 2016/9/24
- India (J.Coltrane) 13:52 [bcl]
- Up' Gainst The Wall (Coltrane) 3:12
- Impressions (Coltrane) 14:40 [as]
- After The Rain (Coltrane) 4:07
Coltrane (1962/4/11-12, 6/21, 29)
Source:Wikipedia 2016/9/24
- Out of This World (Harold Arlen) 14:06
- Soul Eyes (Mal Waldron) 5:26
- The Inch Worm (Frank Loesser) 6:19
- Tonji(toon-gee) (Coltrane) 6:33
- Miles' Mode (Coltrane) 7:31
Duke Ellington & John Coltrane (1962/9/26)
Source:Wikipedia 2016/9/24
- In A Sentimental Mood (Ellington) 4:14
- Take the Coltrane (Ellington) 4:42
- Big Nick (Coltrane) 4:30
- Stevie (Ellington) 4:22
- My Little Brown Book (B.Staryhorn) 5:20
- Angelica (Ellington) 6:00
- The Feeling of Jazz (B.Troup, Ellington, G.T.Simon) 5:34
John Coltrane and Johnny Hartman (1963/3/3)
もうひとつの『マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ』第十二夜、ジョン・コルトレーンのソロから始まる本バラードの名演がある。原曲の魅力を十分に生かした情緒溢れる演奏と、これを受けるジョニー・ハートマンもそのムードをよく引き継いだ絶唱になっている。ハートマンのバイオグラフィは別の機会に譲るとして、ここでは彼の甘さと渋さがブレンドされた雰囲気と豊かな情感、そして深みのある声を聴きたい。(2007/02/05 20:46)
Side A:
- They Say It's Wonderful 5:15
- Dedicated To You 5:27
- My One and Only Love 4:50
- Lush Life 5:20
- You Are Too Beautiful 5:32
- Autumn Serenade 4:11
A Love Supreme (1964/12/9)
Source:Wikipedia 2016/9/24
- Acknowledgement (Coltrane) 7:47
- Resolution (Coltrane) 7:22
- Pursuance (Coltrane), Psalm (Coltrane) 17:53
Live at the Village Vanguard Again! (1966/5/26)
マッコイ・タイナーが抜け、エルヴィン・ジョーンズが抜けたのちに再編した新生コルトレーン・グループによる66年5月、「ヴィレッジ・ヴァンガード」でのライヴ録音。ジャケ写は、左から、ファラオ・サンダース、トレーン、アリス・コルトレーン、ジミー・ギャリソン、ラシッド・アリだと思う。マッコイに代わってアリスがコルトレーン・グループに参加したのは、この前年暮だ。テレコを抱えて録音する以外は、トレーンの音楽には参加せず、悲運にも2度の流産で子供にも恵まれなかった前妻のナイーマとは対照的に、自由な自己表現をジャズに求めていたアリス。自分の音楽の中に居てくれるアリスに、しかも自分の母と同じ名前に、最初の出逢いからトレーンは深層心理を揺さぶられていたのだろう。1曲目"Naima"(前妻の名前、アリスはどんな気持ちで参加していたのかしらん)出だしのトレーン節に思わず引き込まれてしまう。やがて奔放に宙を舞い始め、その空間を隙間なく絨毯のように埋めていくベースとドラム、その寄せては返す音の嵐の中を、アリスはピアノの鍵盤を左右いっぱい使って演奏する。トレーンにとって"Naima"小手調べだったようで、次の長いベースソロ"Introduction to..."を挟んで展開する"My Favorite Things"でのソロは、凄まじい。ファラオ・サンダースの狂気が乗り移ったようなプレイは、聴くのが苦しくなってくる時がある。聴いている途中で投げ出したくなってくる気持ちを抑えるのが、ちょっと大変。後期トレーンは、私にとってそんな毒気を感じてしまう時がある。持っているだけで「聴かない名盤」になってしまう可能性もあるので、購入するときは要注意だ。(2009/12/27 12:56)
- 1.Naima 15:08
- Introduction to My Favorite Things 6:07
- My Favorite Things 20:21