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山田洋次
山田 洋次(やまだ ようじ、1931年9月13日 - )は、日本の映画監督、脚本家。文化功労者、日本芸術院会員、文化勲章受章者。財団法人いわさきちひろ記念事業団理事長。関西大学大学院文学研究科と立命館大学映像学部の客員教授。文化学院の特別講師でもある。落語等の影響を受けており、主に人間ドラマに焦点を当て、ユーモアとペーソスに溢れたものである。風景を美しくとらえながらも凝った映像表現は控え、一般人や社会の逸れ者のささやかな日常生活に潜む喜びと哀しみを丹念に描く。演出においては、「主役、脇役含めて全体として一体となった、わざとくささのない自然な演技」を要求するという。現場でのひらめきや勢いを大切にするため、事前にコンテをきっちり詰めるやり方も採らない。横長のシネマスコープ画面を愛し、画面中央で男女が語り合う片隅で犬が戯れていたりするのが映画の良さと語っている。好きな作家は藤沢周平、どの主人公も慎ましく生きている姿が胸を打たれるという。(以下は、タイトル、日本語題名、製作年)- 男はつらいよ#1 (1969) 渥美清、倍賞千恵子、光本幸子、志村喬 amazon
- 続・男はつらいよ#2 (1969) 渥美清、倍賞千恵子、佐藤オリエ
- 男はつらいよ#5 望郷篇 (1970) 渥美清、倍賞千恵子、長山藍子
- 男はつらいよ#6 純情篇 (1971) 渥美清、倍賞千恵子、若尾文子、森繁久彌
- 男はつらいよ#7 奮闘篇 (1971) 渥美清、倍賞千恵子、榊原るみ、田中邦衛
- 男はつらいよ#8 寅次郎恋歌 (1971) 渥美清、倍賞千恵子、池内淳子、岡本茉莉
- 男はつらいよ#9 柴又慕情 (1972) 渥美清、倍賞千恵子、吉永小百合、宮口精二
- 男はつらいよ(第10作) 寅次郎夢枕 (1972/8) 渥美清、倍賞千恵子、八千草薫、田中絹代
- 男はつらいよ#11 寅次郎忘れな草 (1973) 渥美清、倍賞千恵子、浅丘ルリ子
- 男はつらいよ#12 私の寅さん (1973) 渥美清、倍賞千恵子、岸恵子
- 男はつらいよ#13 寅次郎恋やつれ (1974) 渥美清、倍賞千恵子、吉永小百合
- 男はつらいよ#14 寅次郎子守唄 (1974) 渥美清、倍賞千恵子、十朱幸代
- 男はつらいよ#15 寅次郎相合い傘 (1975) 渥美清、倍賞千恵子、浅丘ルリ子、船越英二
- 男はつらいよ#16 葛飾立志篇 (1975) 渥美清、倍賞千恵子、桜田淳子、樫山文枝
- 幸福の黄色いハンカチ (1977松竹)
- 遙かなる山の呼び声 (1980松竹)
- 息子 (1991) 三國連太郎、永瀬正敏、和久井映見 amazon
- 釣りバカ日誌6 (1993) 脚本
- 釣りバカ日誌スペシャル (1994) 脚本
- 釣りバカ日誌7 (1994) 脚本
- 釣りバカ日誌8 (1996) 脚本
- 釣りバカ日誌9 (1997) 脚本
- 釣りバカ日誌10 (1998) 脚本
- たそがれ清兵衛 (2002) ハワイ国際映画祭グランプリ、香港電影金像奨アジア映画賞、アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、ベルリン国際映画祭コンペティション参加
- 隠し剣 鬼の爪 (2004) amazon
- 武士の一分 (2006) 木村拓哉、檀れい、笹野高史、坂東三津五郎 amazon
- 東京家族 (2013) 橋爪功、吉行和子、蒼井優、妻夫木聡 amazon
- 小さいおうち (2014) 松たか子、倍賞千恵子、黒木華 amazon
- 家族はつらいよ (2016) 橋爪功、吉行和子、蒼井優、妻夫木聡 amazon
- 家族はつらいよ2 (2017) 橋爪功、吉行和子、蒼井優、妻夫木聡 amazon
- 妻よ薔薇のように 家族はつらいよ (2018) 橋爪功、吉行和子、蒼井優、妻夫木聡 amazon
- 男はつらいよ (2019) お帰り 寅さん 渥美清、倍賞千恵子、吉岡秀隆、後藤久美子、前田吟、池脇千鶴、夏木マリ、浅丘ルリ子 amazon
- キネマの神様 (2021) 沢田研二、菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎、リリー・フランキー、北川景子、寺島しのぶ、小林稔侍、宮本信子
キネマの神様 (2021)
Source:amazon 2023/4/7
『キネマの神様』(キネマのかみさま)は、原田マハの長編小説。2008年12月12日に文藝春秋から単行本が刊行され、2011年5月10日に文庫化された。2021年には、映画化に際し山田洋次が脚色した『キネマの神様』のシナリオを基に生まれた新たな物語である、『キネマの神様 ディレクターズ・カット』(文藝春秋刊、単行本)が発売された。2018年には舞台化され、2021年には映画版が公開された。(Wikipedia)
「男はつらいよ」「母べえ」の名匠・山田洋次監督が人気小説家・原田マハの同名小説を原作に、映画への愛を込めて贈る松竹映画100周年記念作品。映画監督の夢に破れダメ親父になってしまった男を主人公に、彼と家族が織りなす奇跡の物語を、活気あふれる撮影所で奮闘する若き日の青春模様とともに描き出す。ダブル主演を務めるのはクランクイン後に亡くなってしまった志村けんの遺志を引き継ぎ撮影に臨んだ沢田研二と「花束みたいな恋をした」の菅田将暉。共演に永野芽郁、野田洋次郎、宮本信子、小林稔侍、寺島しのぶ、北川景子。(allcinema)
松竹映画100 周年を記念した、山田洋次監督による人間ドラマ。助監督として撮影に明け暮れる青春を送ったゴウだったが、今ではすっかりダメ親父となっている。半世紀前にゴウが監督するはずだった映画の脚本が出てきたことから、彼とその家族は再び動き始める。志村けんの逝去を受け、新型コロナウイルス感染症の肺炎により亡くなった、志村けんが務める予定だった主人公のゴウ役を、志村の遺志を継ぎ沢田研二が演じる。また、若き日のゴウを菅田将暉が、妻の淑子とその若き日をそれぞれ宮本信子と永野芽郁が演じている。原作は、原田マハの同名長編小説。(KINENOTE)