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高倉健

高倉 健(たかくら けん、1931年2月16日 - 2014年11月10日)は、日本の俳優・歌手。愛称、健さん。福岡県中間市出身、身長180cm、血液型B型。高倉プロモーション所属。戦後の日本を代表する映画スターである。半世紀以上活躍しており、代表作は映画『網走番外地』シリーズ、『日本侠客伝』シリーズ、『昭和残侠伝』シリーズ、『新幹線大爆破』、『幸福の黄色いハンカチ』、『八甲田山』、『南極物語』、『鉄道員(ぽっぽや)』など、いずれも邦画史上に残るヒットを記録している。2006年度文化功労者。2013年には文化勲章を受章した。(以下は、タイトル、日本語題名、公開年月日、役名)
  1. 電光空手打ち (1956/1) 忍勇作 ※デビュー作
  2. 流星空手打ち (1956/1) 忍勇作
  3. 拳銃を捨てろ (1956/12/19) 柳光
  4. 恐怖の空中殺人 (1956/12/26) 島田寿夫
  5. 多情仏心 (1957) 西山普烈
  6. 奴の拳銃は地獄だぜ (1958/6) 田村警部
  7. 地獄の底までつき合うぜ (1959/6) 碇幹夫
  8. 高度7000米 恐怖の四時間 (1959/9)
  9. 砂漠を渡る太陽 (1960/8)
  10. 男ならやってみろ (1960/11) 梶村五郎
  11. 悪魔の手毬唄 (1961/11) 金田一耕助
  12. 東京アンタッチャブル (1962/10) 原田芳夫
  13. 東京アンタッチャブル 脱走 (1963/3) 原田芳夫
  14. 宮本武蔵 二刀流開眼 (1963/8) 佐々木小次郎
  15. 恐喝 (1963/9)
  16. 宮本武蔵 一乗寺の決斗 (1964/1) 佐々木小次郎
  17. ジャコ万と鉄 (1964/2) 主演・鉄
  18. ならず者 (1964/4) 主演・南条
  19. 暗黒街大通り (1964/4) 主演・忍鉄也
  20. 日本侠客伝第1作 (1964/8/13) 辰巳の長吉 ※年度別映画興行成績5位
  21. 狼と豚と人間 (1964/8/26)
  22. 飢餓海峡 (1965/1) 味村時雄・東舞鶴署捜査係長
  23. 網走番外地 (1965/4) 橘真一
  24. 続 網走番外地 (1965/7) 橘真一
  25. 日本侠客伝(第3作) 関東篇 (1965/8) 緒方勇
  26. 宮本武蔵 巌流島の決斗 (1965/9) 佐々木小次郎
  27. 昭和残侠伝シリーズ
    1. 昭和残侠伝 (1965/10/1) 寺島清次
    2. 昭和残侠伝 唐獅子牡丹(1966) - 主演・花田秀次郎
    3. 昭和残侠伝 一匹狼(1966) - 主演・武井繁次郎
    4. 昭和残侠伝 血染めの唐獅子(1967) - 主演・花田秀次郎
    5. 昭和残侠伝 唐獅子仁義(1969/3) - 主演・花田秀次郎
    6. 昭和残侠伝 人斬り唐獅子(1969) - 主演・花田秀次郎
    7. 昭和残侠伝(第7作) 死んで貰います (1970/9) 花田秀次郎※年度別映画興行成績同率6位
    8. 昭和残侠伝(第8作) 吼えろ唐獅子 (1971/10) 花田秀次郎※年度別映画興行成績7位
    9. 昭和残侠伝(第9作) 破れ傘(1972/12) 花田秀次郎 ※年度別映画興行成績2位
  28. 網走番外地 望郷篇 (1965/10/31) 橘真一
  29. 網走番外地 北海篇 (1965/12/31) 橘真一
  30. 昭和残侠伝 唐獅子牡丹 (1966/1/13) 花田秀次郎
  31. 日本侠客伝(第4作) 血斗神田祭 (1966/2) 新三
  32. 網走番外地 荒野の対決 (1966/4) 橘真一 ※年度別映画興行成績9位
  33. カミカゼ野郎 真昼の決斗 (1966/6) 黒木史男
  34. 網走番外地 南国の対決 (1966/8) 橘真一 ※年度別映画興行成績3位
  35. 日本侠客伝(第5作) 雷門の決斗 (1966/9) 平松信太郎
  36. 地獄の掟に明日はない (1966/10) 滝田一郎
  37. 網走番外地 大雪原の対決 (1966/12) 橘真一 ※年度別映画興行成績1位
  38. 日本侠客伝(第6作) 白刃の盃 (1967/1) 大喜多俊二
  39. 網走番外地 決斗零下30度 (1967/4) 橘真一
  40. 網走番外地 悪への挑戦 (1967/8) 橘真一 ※年度別映画興行成績10位
  41. 日本侠客伝(第7作) 斬り込み (1967/9) 中村真三
  42. 網走番外地 吹雪の斗争 (1967/12) 橘真一
  43. 獄中の顔役 (1968/4) 速水恭
  44. 侠客列伝 (1968/8) 大倉伊之助
  45. 人生劇場 飛車角と吉良常 (1968/10) 宮川
  46. 新 網走番外地 (1968/12) 末広勝治
  47. 新網走番外地 流人岬の血斗 (1969/8) 末広勝治 ※年度別映画興行成績同率7位
  48. 新網走番外地 さいはての流れ者 (1969/12) 末広勝治
  49. 捨て身のならず者 (1970/5) 矢島
  50. 遊侠列伝 (1970/7 川又辰五郎
  51. 新網走番外地 大森林の決斗 (1970/8) 末広勝治 ※年度別映画興行成績5位
  52. 日本侠客伝(第10作) 昇り龍 (1970/12) 玉井金五郎
  53. 新網走番外地 吹雪のはぐれ狼 (1970/12) 末広勝治 ※年度別映画興行同率成績6位
  54. 日本侠客伝(第11作) 刃 (1971/4) 鉄砲松吉
  55. 新網走番外地 嵐を呼ぶ知床岬 (1971/8) 末広勝治※年度別映画興行成績5位
  56. 新網走番外地 吹雪の大脱走 (1971/12) 主演・末広勝治 ※年度別映画興行成績6位
  57. 関東緋桜一家 (1972/3) 倉元信三
  58. 博奕打ち外伝 (1972/7) 花井栄次(睦会宗家代貸)
  59. 新網走番外地 嵐呼ぶダンプ仁義 (1972/8) 主演・末広勝治 ※年度別映画興行成績3位
  60. あゝ決戦航空隊 (1974/9) 小園安名
  61. 無宿 (1974/10) 穴吹錠吉
  62. ザ・ヤクザ (1974/12) 加納秀次
  63. 大脱獄 (1975/4) 梢一郎
  64. 新幹線大爆破 (1975/7) 沖田哲男(工場経営者)
  65. 神戸国際ギャング (1975/10) 主演・団正人、東映専属俳優としての最後の出演作
  66. 君よ憤怒の河を渉れ (1976/2) 杜丘冬人
  67. 八甲田山 (1977/6) 徳島大尉 (第1大隊第2中隊長)※ブルーリボン賞主演男優賞受賞
  68. 幸福の黄色いハンカチ (1977/10) 島勇作 ※日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞とブルーリボン賞 主演男優賞を受賞
  69. 野性の証明 (1978/10) 味沢岳史- 年度別映画興行成績1位
  70. 冬の華 (1978/6) 加納秀次
  71. 動乱 (1980/1) 宮城啓介※年度別映画興行成績10位、日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞
  72. 遙かなる山の呼び声 (1980) 田島耕作 ※日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞
  73. 駅 STATION (1981) 三上英次、年度別映画興行成績7位 ※日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞
  74. 海峡 (1982) 阿久津剛 ※東宝創立50周年記念作品、文部省特選
  75. 南極物語 (1983/7) 潮田暁
  76. 居酒屋兆治 (1983/11) 兆治(藤野伝吉)
  77. 夜叉 (1985) 修治
  78. 海へ〜See you〜 (1988) 本間英次
  79. ブラック・レイン (1989/10) 松本正博警部補
  80. あ・うん (1989/11) 門倉修造 ※日本アカデミー賞 優秀主演男優賞
  81. ミスター・ベースボール (1993/2、ユニバーサル映画) 内山監督
  82. 四十七人の刺客 (1994/10) 大石内蔵助 ※日本アカデミー賞 優秀主演男優賞
  83. 鉄道員(ぽっぽや) (1999) 佐藤乙松、日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞とブルーリボン賞 主演男優賞を受賞
  84. ホタル (2001) 山岡秀治
  85. 単騎、千里を走る (2005) 高田剛一 ※2007年度サンディエゴ映画批評家協会 主演男優賞
  86. あなたへ (2012) 倉島英二、遺作、第37回2012年報知映画賞 主演男優賞、第25回2012年日刊スポーツ映画大賞 主演男優賞
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電光空手打ち (1956/1)


Source:悪役専門芸能商社:高倉組?倉本組長のブログ

監督:津田不二夫
脚本:小林大平
企画:光川仁朗
原作:牧野吉晴
出演:高倉健、浦里はるみ、山形勲、神田隆、佐々木孝丸、加藤嘉
音楽:大久保徳二郎
撮影:福島宏
編集:
製作会社:東映東京
配給:東映
上映時間:59分

電光空手打ち(でんこうからてうち)は、1956年(昭和31年)1月29日に公開された日本の映画。高倉健の映画初出演作品。製作は、東映。(Wikipedia)

牧野吉晴の小説『空手風雲録』をもとに「億万長者」で助監督を務めた小林大平が脚本を書き「東京魔天街」の津田不二夫が監督した。撮影は「力闘空手打ち」三部作の福島宏、音楽は「悪の報酬」の大久保徳二郎がそれぞれ担当。高倉健の映画デビュー作として知られる。続編「流星空手打ち」も同時期に公開された。(allcinema)

牧野吉晴の原作を小林大平が脚色、「東京摩天街」の津田不二夫が監督、「力闘空手打ち・三部作」の福島宏が撮影を担当した。主なる出演者は山形勲、「ふり袖小天狗」の浦里はるみ、「身代り紋三 地獄屋敷」の佐々木孝丸、「まぼろし怪盗団 (三部作)」の藤里まゆみ、新人、高倉健など。(KINENOTE)

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流星空手打ち (1956/1)


Source:kinenote 2022/4/12

監督:津田不二夫
脚本:小林大平
企画:光川仁朗
原作:牧野吉晴
出演:高倉健、波島進、浦里はるみ、山形勲、神田隆、藤井貢、花沢徳衛、左卜全
音楽:大久保徳二郎
撮影:福島宏
編集:
製作会社:東映東京
配給:東映
上映時間:58分

電光空手打ち(でんこうからてうち)は、1956年(昭和31年)1月29日に公開された日本の映画。高倉健の映画初出演作品。製作は、東映。(Wikipedia)

「電光空手打ち」の後編で、前作と同じキャスト・スタッフが顔を揃えた(一部キャストに追加と変更あり)。前作で銀幕デビューを飾った高倉健が本作でも必殺技「流星の型」を披露する。(allcinema)

「電光空手打ち」に続く空手映画、スタッフも「電光空手打ち」と同じであるが、今回は名越義仙の役を前篇小川虎之助に代って山形勲が扮し、新しく「まぼろし怪盗団(三部作)」の波島進が鹿島耕三役を演じている。日本空手協会協賛映画。(KINENOTE)

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拳銃を捨てろ (1956/12/19)

監督:小石栄一
脚本:植草圭之助
企画:依田一郎、光川仁朗
原作:久生十蘭
出演:高倉健、田代百合子、斎藤紫香、浦里はるみ、加藤嘉、岡田英次、岩城力、花澤徳衛、高田博、山本麟一、小野保、田川恒夫、園ゆき子、斎藤広、辻口良保、井上千枝子、宮田悦子、三保洋子、芳川京子
音楽:飯田三郎
撮影:藤井静
編集:
製作会社:東映東京
配給:東映
上映時間:91分

久生十蘭の『われらの仲間』を「母子像」の植草圭之助がシナリオ化し「大学の石松 太陽族に挑戦す」の小石栄一が監督した。撮影は「夕日と拳銃 日本篇 大陸篇」の藤井静、音楽は「母白雪」の飯田三郎が担当。「母孔雀」でも共演した高倉健と田代百合子が再びコンビを組んだ。(allcinema)

“新潟日報”ほかに連載された久生十蘭原作“われらの仲間”より「母子像」の植草圭之助が脚色、「大学の石松」の小石栄一が監督するギャングもの。撮影は「夕日と拳銃」の藤井静。主な出演者は「母孔雀」の高倉健、田代百合子、「朱鞘罷り通る」の浦里はるみ、「鞍馬天狗 白馬の密使」の岡田英次、ほかに園ゆき子、高木二朗、加藤嘉、花澤徳衛など。(KINENOTE)

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東京アンタッチャブル (1962/10)


Source:映連データベース

監督:村山新治
脚本:長谷川公之
企画:斎藤公代
出演:三國連太郎、高倉健、渡辺美佐子、三田佳子、丹波哲郎、筑波久子、織本順吉、滝川潤、潮健児、滝謙太郎、須藤健、関山耕司、小笠原慶子、浜田格、加藤嘉、伊沢一郎
音楽:池田正義
撮影:仲沢半次郎
編集:長沢嘉樹
製作会社:東映京都
配給:東映
上映時間:93分

「警視庁物語 十九号埋立地」の長谷川公之が脚本を執筆、「純愛物語 草の実」の村山新治が監督したアクションもの。撮影は「アイ・ジョージ物語 太陽の子」の仲沢半次郎。(KINENOTE)

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日本侠客伝第1作 (1964/8)


Source:kinenote 2022/4/12

監督:マキノ雅弘
企画:俊藤浩滋、日下部五朗
脚本:笠原和夫、野上竜雄、村尾昭
出演:高倉健、中村錦之助大木実松方弘樹、田村高廣、長門裕之、藤間紫、藤純子、南田洋子、三田佳子、ミヤコ蝶々、津川雅彦、待田京介、島田景一郎、天津敏
音楽:斎藤一郎
撮影:三木滋人
編集:河合勝巳
製作会社:東映京都
配給:東映
上映時間:98分

『日本侠客伝』シリーズ(にほんきょうかくでんシリーズ)は、高倉健主演で、東映によって制作されたヤクザ映画シリーズ。全11作。東映京都撮影所製作。『網走番外地』シリーズ、『昭和残侠伝』シリーズと並ぶ高倉健の代表的シリーズである。なお、シリーズとされているが各作品の設定やストーリーに繋がりは無い。(Wikipedia)

「人生劇場 新・飛車角」の笠原和夫と「御金蔵破り」の野上龍雄「博徒」の村尾昭が共同でシナリオを執筆「次郎長三国志」のマキノ雅弘が監督した侠客もの。撮影もコンビの三木滋人。(KINENOTE)

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網走番外地 (1965/4)


Source:kinenote 2022/4/12

監督:石井輝男
企画:大賀義文
脚本:石井輝男
原作:伊藤一
出演:高倉健、丹波哲郎、南原宏治、安部徹、嵐寛寿郎、田中邦衛、風見章子、潮健児、三重街恒二、関山耕司
音楽:八木正生
撮影:山沢義一
編集:鈴木寛
製作会社:東映京都
配給:東映
上映時間:92分

『網走番外地』(あばしりばんがいち)は1965年4月18日、東映の製作・配給により劇場公開された刑務所映画。主演高倉健。監督石井輝男。東映。公開時の併映は鶴田浩二主演の 『関東流れ者』。シネマスコープ。モノクロ92分。(Wikipedia)

伊藤一の原作を「顔役(1965)」の石井輝男が脚色、石井輝男が監督したアクション・ドラマ。撮影は「あの雲に歌おう」の山沢義一。(KINENOTE)

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日本侠客伝 関東篇 (1965/8)


Source:kinenote 2022/4/12

監督:マキノ雅弘
企画:俊藤浩滋、日下部五朗
脚本:野上竜雄、村尾昭、笠原和夫
出演:高倉健、南田洋子、長門裕之、待田京介、大木実、北島三郎、藤純子、丹羽又三郎、丹波哲郎、天津敏、遠藤辰雄、原健策、加賀邦男、東龍子、西崎さかえ、山城新伍、曽根晴美、田中春男、加藤浩、汐路章、森三千代、鶴田浩二
音楽:斎藤一郎
撮影:吉田貞次
編集:河合勝巳
製作会社:東映
配給:東映
上映時間:94分

『日本侠客伝』シリーズ(にほんきょうかくでんシリーズ)は、高倉健主演で、東映によって制作されたヤクザ映画シリーズ。全11作。東映京都撮影所製作。『網走番外地』シリーズ、『昭和残侠伝』シリーズと並ぶ高倉健の代表的シリーズである。なお、シリーズとされているが各作品の設定やストーリーに繋がりは無い。(Wikipedia)

風来坊船乗り緒方勇(高倉健)は、ふとしたことから知り会った小揚の磯村松夫(長門裕之)の紹介で築地魚市場で老舗を誇る間屋“江戸一”で働くことになった。“江戸一”は父なきあと男勝りの長女市川栄(南田洋子)がきりもりしていたが、商売は思わしくなかった。それは、東京魚市場協同組合理事長郷田勢之助(天津敏)が石津組のやくざを使って魚市場を牛耳っていたからだ。彼等は小売商人を脅かして、“江戸一”との取引きを妨害していたので、“江戸一”派の商人たちは、仕方なく高値の魚を郷田から買っていた。それでも栄に力を貸す人はいた。小揚組合長の三谷(大木実)、栄の妹光子(藤純子)と恋仲の松夫、勇ら郷田のやり方に反抗する人々であった。

その頃、日南物産の森田(原健策)が耳よりな話を持って来た。香港帰りのカナダ船が大量の鮪を売りたがっているというのだ。初の外国との取引きに栄は希望をもったが、郷田の指し金で水揚は禁止された。この仕打ちに怒った松夫は、郷田暗殺を企てたが、拳銃がはずれ石津組親分を射殺した。石津組のやくざに追われるはめとなった松夫は通りがかった江島勝治(鶴田浩二)に助けられた。勝治はかつて栄の亡父の世話になり五年振りに朝鮮から帰って来たのだった。“江戸一”の恩に報いるために勝治は石津親分射殺事件の責を負った。

郷田らのやり方はあくどさを増していった。見兼ねた三谷は小揚組合の公金を栄に渡し、網元との直接取引をすすめた。やがて、焼津の網元頭八十川(丹波哲郎)との取引が成立した。だがまたも郷田の手で陸揚げが妨害された。勇、栄らは怒りにふるえた。三谷ら小揚組合員も栄らに加勢して魚河岸は大乱闘となった。その頃、松夫と勝治は郷田の事務所に殴り込んだ。勝治の制止も聞かず血気にはやる松夫はやくざの群れの中で鮮血にまみれた。これをみかねた勝治は郷田に体ごとぶつかっていった。魚河岸も勇の奮闘で静かになった勝治は松夫の亡骸から離れると警察に向った。数カ月後網走の勝治から、元気で罪に服しているというハガキを受け取った勇は魚河岸で一生暮らすことを決意した。栄も、明るく江戸一を守ろうと決意する。(KINENOTE)

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日本侠客伝(第4作) 血斗神田祭 (1966/2)


Source:kinenote 2022/4/12

監督:マキノ雅弘
企画:俊藤浩滋、日下部五朗
脚本:笠原和夫
出演:高倉健、大木実、藤山寛美、山本麟一、里見浩太朗、河津清三郎、東龍子、小林勝彦、藤純子、山城新伍、長門裕之鶴田浩二
音楽:斎藤一郎
撮影:わし尾元也
編集:河合勝巳
製作会社:東映
配給:東映
上映時間:95分

『日本侠客伝』シリーズ(にほんきょうかくでんシリーズ)は、高倉健主演で、東映によって制作されたヤクザ映画シリーズ。全11作。東映京都撮影所製作。『網走番外地』シリーズ、『昭和残侠伝』シリーズと並ぶ高倉健の代表的シリーズである。なお、シリーズとされているが各作品の設定やストーリーに繋がりは無い。(Wikipedia)

「日本侠客伝 関東篇」の笠原和夫がオリジナルシナリオを執筆、コンビのマキノ雅弘が監督した“日本侠客伝”シリーズ第四作目。撮影は「大勝負」のわし尾元也。(KINENOTE)

神田の老舗呉服問屋に出入りする火消し組一家が悪徳やくざたちと対決する。任侠の士である主人公・高倉健が敵対する組織と戦う、人気任侠シリーズ第4作。老舗を誇った神田の呉服問屋・澤せいも、このところ商売が思わしくなく、借金がかさむ一方だった。澤せいの土地家屋を狙う大貫一家は、若旦那の伸夫から権利書を取りあげ、伸夫もろとも澤せいを焼き払った。纒持ちの新三をはじめ、神田よ組の連中は澤せいの再建に力を貸すが…。 (東映チャンネル)

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日本侠客伝(第6作) 白刃の盃 (1967/1)


Source:kinenote 2022/4/12

監督:マキノ雅弘
企画:俊藤浩滋、日下部五朗
脚本:中島貞夫、鈴木則文
出演:高倉健、菅原謙二、三島ゆり子、長門裕之、小林勝彦、砂塚秀夫、林彰太郎、植村謙二郎、汐見洋、伴淳三郎、藤純子天津敏、楠本健二、永山一夫、加藤浩、宮園純子、小島慶子、大木実、松尾嘉代、香川良介
音楽:斎藤一郎
撮影:わし尾元也
編集:宮本信太郎
製作会社:東映京都
配給:東映
上映時間:94分

『日本侠客伝』シリーズ(にほんきょうかくでんシリーズ)は、高倉健主演で、東映によって制作されたヤクザ映画シリーズ。全11作。東映京都撮影所製作。『網走番外地』シリーズ、『昭和残侠伝』シリーズと並ぶ高倉健の代表的シリーズである。なお、シリーズとされているが各作品の設定やストーリーに繋がりは無い。(Wikipedia)

千葉県銚子の博徒外川一家は、親分の死後解散して、若親分正一郎(菅原謙二)を助け堅気な運送業を始め、順調に繁昌していった。ところがもと一家の幹部であった根占(天津敏)も新しく運送業を開業、ことあるごとに外川運送と衝突していた。その頃、東京からぶらりと流れてきた宿なしの大多喜(高倉健)が、外川運送で働くことになった。彼は一家の、人の好い仲間や、もと外川組の代貸江夏(大木実)やけなげなその妻澄江(松尾嘉代)、長男の一男(小池修一)などと触れ合って美しい人情に感動した。

それに反し悪らつな根占は合併という口実で外川運送を乗っとろうと企み、策を弄して運送業を独占しようとした。ある時根占はキャバレー(居酒屋か割烹)のホステス(仲居)夢子(宮園純子)に入れあげている外川運送の芳造(長門裕之)を脅迫して身内に引き込み、外川方のトラックを転覆させ、運転手まで死亡させてしまった。しかし正一郎は博徒から足を洗ったからには暴力で復讐してはならないと、根占の無法ぶりに耐えた。更に好色な根占は、江夏の妻澄子まで犯し、彼女は自殺してしまった。怒り心頭に達した江夏は、やはりもと外川組の幹部で、今は料亭(食堂)の調理士をやっている大五郎(伴淳三郎、その娘大林弓子に藤純子、健さんとの関係は中途半端)と組んで、根占に斬りこんだが、多勢に無勢逆に斬り殺されてしまった。こんなドサクサの続いたある日、正一郎は大多喜を呼んで東京に戻るように勧めたが、正一郎が単身殴り込んでいく決心を言外に知った大多喜は、直ちに部屋にあった大槍(刀)をかかえて飛出した。彼は根占の暴挙に耐えてきた正一郎の意志を貫かせてやろうと必死だった。大多喜はトラックのガソリンを床一面にまき、火をつけたと思うや突きまくり、斬りまくっての死闘を展開し、根占を倒したのだった。(KINENOTE)

高倉健主演の人気任侠シリーズ『日本侠客伝』の第6作。東京から来た風来坊が、無法に訴えて事業を乗っ取ろうとするやくざたちに槍を抱えて殴り込む。銚子の博徒・外川一家は堅気の運送業を始め、順調に繁盛していた。一方、元幹部の根占は組を立ち上げ、外川運送の乗っ取りを企んでいた。流れ者の大多喜俊二は、外川一家に助けられ、外川運送で働くようになる。一家の人情にふれ仕事に精を出すが根占組のやり方はますますエスカレートしていき…。(東映チャンネル)

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日本侠客伝(第7作) 斬り込み (1967/9)


Source:kinenote 2022/4/12

監督:マキノ雅弘
企画:俊藤浩滋、日下部五朗
脚本:笠原和夫
出演:高倉健、藤純子、石山健二郎、大木実、那須伸太朗、金子信雄、長門裕之、潮健児、畑中伶一、林彰太郎、五十嵐義弘、天津敏、阿波地大輔、川谷拓三、南田洋子、江木健二、高並功、相原昇、島田秀雄、大城泰、前川良三、香川良介、野村鬼笑、市川裕二、浪花五郎
音楽:斎藤一郎
撮影:山岸長樹
編集:
製作会社:東映京都
配給:東映
上映時間:92分

『日本侠客伝』シリーズ(にほんきょうかくでんシリーズ)は、高倉健主演で、東映によって制作されたヤクザ映画シリーズ。全11作。東映京都撮影所製作。『網走番外地』シリーズ、『昭和残侠伝』シリーズと並ぶ高倉健の代表的シリーズである。なお、シリーズとされているが各作品の設定やストーリーに繋がりは無い。(Wikipedia)

「侠客道」の笠原和夫がシナリオを執筆し、「昭和残侠伝 血染の唐獅子」のマキノ雅弘が監督した“日本侠客伝”シリーズ第七作目。撮影は「博奕打ち 不死身の勝負」の山岸長樹。(KINENOTE)

高倉健主演の人気任侠シリーズ『日本侠客伝』の第6作。東京から来た風来坊が、無法に訴えて事業を乗っ取ろうとするやくざたちに槍を抱えて殴り込む。銚子の博徒・外川一家は堅気の運送業を始め、順調に繁盛していた。一方、元幹部の根占は組を立ち上げ、外川運送の乗っ取りを企んでいた。流れ者の大多喜俊二は、外川一家に助けられ、外川運送で働くようになる。一家の人情にふれ仕事に精を出すが根占組のやり方はますますエスカレートしていき…。(東映チャンネル)

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昭和残侠伝 唐獅子仁義(1969/3)


Source:amazon 2023/2/11


Source:東映チャンネル 2023/2/12
高倉健主演の人気任侠シリーズ『昭和残侠伝』の第5作。昭和の初頭、縄張りや利権をめぐる新旧ヤクザの対立を主筋に、高倉健と池部良が敵対関係にありながら、友情によって結びつくさまを描く。風間重吉は花田秀次郎との果たし合いで左腕を失った。出所した秀次郎は林田一家の世話になる。採石の入札をめぐり林田一家と老舗・浅野屋は樺島一家に圧迫されていた。樺島一家の客人となった風間は、渡世の義理で秀次郎に果し状を渡す。

出演陣がとても良い。粋な芸者の藤純子と志村喬の組の代がしの妹の女優などいい女が揃っていた。健さんのカッコよさ・池部良のクールさはもちろん良かったが、待田京介の最初お調子者だけど最後はカッコイイ役回り、志村喬の柔和なヤクザの親分がさらに良かった。左ト全などチョイ役も良かった。(allcinema)

「不良番長 猪の鹿お蝶」の山本英明と松本功が脚本を共同執筆し、「新網走番外地」のマキノ雅弘がメガホンをとった任侠もの。撮影はコンビの坪井誠。(KINENOTE)

製作=東映(京都撮影所)1969.03.06 8巻 2,444m 89分 カラー ワイド(日本映画データベース)

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昭和残侠伝(第7作) 死んで貰います (1970/9)


Source:amazon 2023/2/24

『昭和残侠伝 死んで貰います』(しょうわざんきょうでん しんでもらいます)は、1970年9月22日に公開された日本の長篇劇映画、仁侠映画である。昭和残侠伝シリーズの第7作品として1970年に公開された。監督はマキノ雅弘、主演は高倉健。チーフ助監督を澤井信一郎が務めた。(Wikipedia)

高倉健主演による人気シリーズ「昭和残侠伝」の第七弾。大和久守正のオリジナル脚本をマキノ雅弘が監督した。シリーズ最高傑作の呼び声も高い一作。 (allcinema)

一年ぶりで東映に戻ってきたマキノ雅弘が、傑作「残侠伝」シリーズの演出にあたる。脚本は「博徒仁義 盃」の大和久守正、監督は「牡丹と竜」のマキノ雅弘、撮影は「新網走番外地 大森林の決闘」の林七郎がそれぞれ担当。(KINENOTE)

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日本侠客伝(第10作) 昇り龍 (1970/12)


Source:kinenote 2022/4/12

監督:山下耕作
企画:俊藤浩滋、日下部五朗
脚本:笠原和夫
原作:火野葦平
出演:高倉健、藤純子、中村玉緒、片岡千恵蔵、鶴田浩二、伊吹吾郎、荒木道子、遠藤辰雄、小田部通麿、天津敏、島田秀雄、丸平峰子、星野美恵子、河合絃司、市川裕二、矢奈木邦二郎、鈴木金哉、大城泰、疋田泰盛、遠山金次郎、木谷邦臣、前川良三、青木卓司、大前均、諸角啓二郎、東龍子
音楽:斎藤一郎
撮影:吉田貞次
編集:宮本信太郎
製作会社:東映京都
配給:東映
上映時間:117分

『日本侠客伝』シリーズ(にほんきょうかくでんシリーズ)は、高倉健主演で、東映によって制作されたヤクザ映画シリーズ。全11作。東映京都撮影所製作。『網走番外地』シリーズ、『昭和残侠伝』シリーズと並ぶ高倉健の代表的シリーズである。なお、シリーズとされているが各作品の設定やストーリーに繋がりは無い。(Wikipedia)

メイクを落としたお竜、いやお京(藤純子)の顔を初めて見たけど、別人かと思っちゃった。あと今回なぜか健さんの顔がギスギスしてて、ちょっと下品な感じがした。それからお万(中村玉緒)が少し"都合のいい女房"になっていたことが気になる・・・人もいるかもね。(allcinema)

火野葦平の「花と龍」の映画化。脚本は「日本女侠伝 鉄火芸者」の笠原和夫、監督は「シルクハットの大親分」の山下耕作。撮影は「舶来仁義 カポネの舎弟」の吉田貞次がそれぞれ担当。(KINENOTE)

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日本侠客伝(第11作) 刃 (1971/4)


Source:kinenote 2022/4/12

監督:小沢茂弘
企画:俊藤浩滋、日下部五朗
脚本:笠原和夫
出演:高倉健、十朱幸代、池部良
音楽:津島利章
撮影:吉田貞次
編集:堀池幸三
製作会社:東映京都
配給:東映
上映時間:97分

『日本侠客伝』シリーズ(にほんきょうかくでんシリーズ)は、高倉健主演で、東映によって制作されたヤクザ映画シリーズ。全11作。東映京都撮影所製作。『網走番外地』シリーズ、『昭和残侠伝』シリーズと並ぶ高倉健の代表的シリーズである。なお、シリーズとされているが各作品の設定やストーリーに繋がりは無い。(Wikipedia)

「日本侠客伝」シリーズ第十作目。脚本は、「博奕打ち いのち札」の笠原和夫。監督は「女渡世人」の小沢茂弘。撮影は「博奕打ち いのち札」の吉田貞次がそれぞれ担当。(KINENOTE)

石炭積み出しの景気に沸く明治末の北九州・若松港に、最下層の荷役労働者として流れてきた金五郎とマンは、生来の度胸と義侠心で荒くれ男を束ね、白刃と血の雨をくぐって、やがて大親分に。その長男・火野葦平(1906〜65)による実録小説は映画化され、演歌にもなった。 (愛の旅人「花と龍」 - anabukis articles archives)

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新網走番外地 嵐呼ぶ知床岬 (1971/8)


Source:KINENOTE

監督:降旗康男
企画:俊藤浩滋、矢部恒、寺西国光
脚本:村尾昭
出演:高倉健、三橋達也、藤田進、野添ひとみ、山本麟一、今井健二、谷隼人、玉川良一梅地徳彦、汐路章、田中春男、河合絃司、沢彰謙、江夏夕子、由利徹、中村是好、流健二郎、室田日出男、南利明、太古八郎、安藤昇
音楽:八木正生
撮影:星島一郎
編集:田中修
製作会社:東映東京
配給:東映
上映時間:105分

サラブレッドを生産する緑の牧場を舞台にする“新番外地シリーズ”第六作目。脚本は「傷だらけの人生」の村尾昭。監督は同シリーズ前作「新網走番外地 吹雪のはぐれ狼」の降旗康男。撮影は「夜の手配師 すけ千人斬り」の星島一郎がそれぞれ担当。(KINENOTE)

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昭和残侠伝(第8作) 吼えろ唐獅子 (1971/10)


Source:kinenote 2022/4/12

監督:佐伯清
脚本:村尾昭
出演:高倉健、池部良鶴田浩二、松原智恵子、松方弘樹
音楽:木下忠司
主題歌:高倉健『昭和残侠伝』
撮影:星島一郎
編集:田中修
製作会社:東映京都
配給:東映
上映時間:97分

『昭和残侠伝 吼えろ唐獅子』(しょうわざんきょうでん ほえろからじし)は、1971年10月27日に公開された、日本の任侠映画である。監督は佐伯清、主演は高倉健、製作は東映である。昭和残侠伝シリーズの第8作。(Wikipedia)

「昭和残侠伝」シリーズ八作目。脚本は「新網走番外地 嵐呼ぶ知床岬」の村尾昭。監督は「現代やくざ 盃返します」の佐伯清。撮影も「新網走番外地 嵐呼ぶ知床岬」の星島一郎がそれぞれ担当。(KINENOTE)

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昭和残侠伝(第9作) 破れ傘(1972/12)


Source:amazon 2022/4/12

監督:佐伯清
脚本:村尾昭
製作(企画):俊藤浩滋、吉田達
出演:高倉健、安藤昇、北島三郎、星由里子、山本麟一 、待田京介、北十学 、山城新伍、檀ふみ、堀越光恵、鮎川いづみ、池部良鶴田浩二
音楽:木下忠司
主題歌:高倉健『昭和残侠伝』
撮影:飯村雅彦
編集:田中修
製作会社:東映京都
配給:東映
上映時間:95分

『昭和残侠伝 破れ傘』(しょうわざんきょうでん やぶれがさ)は、1972年12月30日に公開された日本の任侠映画。監督は佐伯清、主演は高倉健、製作は東映である。昭和残侠伝シリーズの第9作。この作品が本シリーズの最終作となった。(Wikipedia)

“昭和残侠伝シリーズ”第九作。任侠一筋に生き抜かんが為に義理に縛られ、無益な争いに捲きこまれる男たち、そして情に涙する女たちのそれぞれの生き様を描く。脚本は「新網走番外地 嵐呼ぶダンプ仁義」の村尾昭、監督は「昭和極道史」の佐伯清、撮影も同作の飯村雅彦がそれぞれ担当。(KINENOTE)

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無宿 (1974/10)


Source:KINENOTE

監督:斎藤耕一
脚本:中島丈博・蘇武道男
製作:勝新太郎・西岡弘善・真田正典
出演:高倉健、勝新太郎、梶芽衣子、藤間紫、山城新伍、栗崎昇、中谷一郎、大滝秀治、荒木道子、木下サヨ子、今井健二、石橋蓮司、伊吹新吾、神津善行、殿山泰司、安藤昇
音楽:青山八郎
撮影:坂本典隆
編集:谷口登司夫
製作会社:
配給:東宝
上映時間:97分

『無宿』(やどなし)は、1974年(昭和49年)10月9日に公開された日本映画。製作は勝プロダクション、配給は東宝。昭和49年度文化庁芸術祭参加作品。高倉健と勝新太郎が共演した、唯一の映画作品である。ロベール・アンリコ監督の「冒険者たち」をベースにした、男2人と女1人のロードムービーである。(Wikipedia)

昭和12年夏、粋な着流しの穴吹錠吉(高倉健 )と、白い麻の背広に力ンカン帽の駒形玄造(勝新太郎)が出所した。駒玄は坂東梅之丞(藤間紫)率いるドサ廻りの芝居小屋に舞い戻った。錠吉の方は、兄費分の女房ユキノを女郎屋へ訪ねるが、既にユキノは死んでいた。女郎のサキエ(梶芽衣子)は、ユキノの死因は自殺で、自分も同じ道を巡るのは嫌だ、足抜けさせて欲しい、と錠吉に哀願する。丁度、遊びに来ていた駒玄の助けを貸りて、錠吉はサキエを足抜きさせてやった。しかし、人混みで錠吉を見失ってしまったサキエは、梅之丞一座にいる駒玄と出会った。その時駒玄は、サキエから、錠吉が元潜水夫だった事を聞き、自分の「計画」に錠吉を引き込む決意をした。駒玄とサキエは兄貴分の仇・人斬り仙蔵(安藤昇)を狙っている錠吉を捜し廻った。そして、とある宿屋で錠吉を見つけた駒玄は、錠吉に、山陰沖に沈んでいるバルチック艦隊の軍用金引き上げの話を持ちかけるが、錠吉は無視し、再び姿を消した。

サキエを追って来た玉井組に追われた駒玄とサキエは、とある賭場で錠吉が捜し求めている仙蔵と会った。そこへ錠吉もやって来た。駒玄が止めるのを振り切った錠吉は、仙蔵と対決、兄貴分の仇を討った。だが仙蔵は死ぬ間際、兄貴分を殺せ、と命じたのは親分の大場(大滝秀治)である事を錠吉に告げた。そして、錠吉はまたもや駒玄とサキエの前から姿を消した。錠吉の事を諦めた駒玄は、サキエとともに山陰の海へ行き、駒玄の父の使用人だった為造(殿山泰司)の家へ巡り着いた。目指す海域は軍の立入禁止区域となっていたが、駒玄は為造から舟を買い、サキエに呼吸ポンプをこがせて、自ら潜って金を探し廻った。そんな時、大場親分を殺し、追手から逃れて来た錠吉が、二人のいる海岸へやって来た。そして、錠吉も駒玄と交替で海に潜ることになった。数日後、沈んでいる船の残骸を発見、大金はもうすぐ目の前とばかり大喜びする。しかし、そこへ錠吉を追っている大場の子分の辰平(中谷一郎)たちが現われた。辰平たちと対決しようとする錠吉を、駒玄は持っていた舟の残骸で殴り倒し、「ここは立入禁止区域だ!」と叫びながら彼らに近づくが、いきなり拳銃で射たれてしまった。気が付いた錠吉も駒玄に近づこうとした時、弾丸が二、三発命中、その場に倒れた。二人が死ぬのを見ていたサキエは、愕然として、砂浜に膝を落とすのだった。(KINENOTE)

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大脱獄 (1975/4)


Source:allcinema 2022/4/12

『大脱獄』(だいだつごく)は、1975年(昭和50年)4月5日に東映系で公開された日本映画。主演・高倉健、監督:石井輝男。網走刑務所を脱獄した死刑囚が列車強盗を計画する、刑務所映画というよりバディものの強盗映画。(Wikipedia)

当初は健さん、渡哲也、五木ひろしの共演作として企画されたが、渡、五木とも降板で健さんと文太の共演作として急遽作られた作品。二大スター共演!と謳っているが、ほぼ健さん一人だけ出ている状態で、文太は最初と最後にちょこっと出てくるだけのオマケ状態。 健さんと文太はキャラが似通っているので、二人が絡んでいてもコンビ物としての面白さが全く出てない。健さんと文太ではケミストリー生じず。(allcinema)

殺人犯のぬれ衣を着せられた死刑囚が脱獄して復讐をとげるまでを描いたアクション映画。脚本・監督は「直撃地獄拳 大逆転」の石井輝男、撮影も同作の出先哲也がそれぞれ担当。(KINENOTE)

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新幹線大爆破 (1975/7)


Source:Wikipedia 2022/3/12

『新幹線大爆破』(しんかんせんだいばくは、The Bullet Train, Super Express 109)は、1975年の日本映画。オールスターキャストによるパニック映画で、日本よりも海外での評価が高い作品である。(Wikipedia)

『スピード』という洋画が大ヒットしたことがあったが、それを20年ほど前に先取りした作品。国鉄の協力を得られなかったため、結果として特撮が使用された。長さ約100メートルのオープンセットの中で、20分の1のミニチュア新幹線が走行するシーンでは、シュノーケルカメラによるロウアングルのカットが迫真の描写を生んだ。(allcinema)

解説 東京・博多間を走る新幹線に仕掛けられた爆弾をめぐって、犯人と捜査当局の対決を描いたサスペンス映画。脚本は小野竜之助、監督は「ゴルゴ13(1973)」の佐藤純彌、撮影は「怪猫トルコ風呂」の飯村雅彦がそれぞれ担当。(KINENOTE)

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君よ憤怒の河を渉れ (1976/2)


Source:KINENOTE

監督:佐藤純彌
脚本:田坂啓、佐藤純弥
製作:永田雅一
出演:高倉健、中野良子、原田芳雄、倍賞美津子、池部良、田中邦衛、伊佐山ひろ子、大滝秀治、西村晃、岡田英次、内藤武敏
音楽:青山八郎
撮影:小林節雄
編集:諏訪三千男
製作会社:松竹
配給:松竹
上映時間:151分

『君よ憤怒の河を渉れ』(きみよふんぬのかわをわたれ)は1974年発行の西村寿行の小説、またそれを原作として大映・永田プロが製作し、1976年(昭和51年)2月11日に松竹系で封切り公開された日本映画。151分、カラー、シネスコ。映画では「きみよふんどのかわをわたれ」と読む。(Wikipedia)

西村寿行の同名小説を原作としたサスペンスアクション作品。監督は「新幹線大爆破」の佐藤純弥。脚本は佐藤と「金環蝕」の田坂啓が担当した。無実の罪を着せられた検事の逃走劇であるが、着ぐるみバレバレの熊や新宿を疾走する馬など、色々な意味でインパクトにあふれた娯楽映画となっている。(allcinema)

無実の罪を着せられた現職の検事が、執拗な刑事の追跡をかわしながら真犯人を追っていくアクション映画。原作は西村寿行の同名小説。脚本は「金環蝕」の田坂啓、監督は脚本も執筆している「新幹線大爆破」の佐藤純彌、撮影は「金環蝕」の小林節雄がそれぞれ担当。(KINENOTE)

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幸福の黄色いハンカチ (1977)


Source:KINENOTE

監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
製作:名島徹
出演:高倉健、武田鉄矢、桃井かおり、倍賞千恵子、渥美清
音楽:佐藤勝
撮影:高羽哲夫
編集:石井巌
製作会社:松竹
配給:松竹
上映時間:108分

『幸福の黄色いハンカチ』(しあわせのきいろいハンカチ)は、1977年(昭和52年)10月1日に公開された日本映画。1971年に、『ニューヨーク・ポスト』紙に掲載されたピート・ハミルのコラム『Going Home』をベースに『男はつらいよ』シリーズ、『家族』、『故郷』、『砂の器(脚本のみ)』など、数多くのヒット作を手掛けた山田洋次監督による、北海道を舞台にした日本のロードムービーの代表作である。山田は、本作品の物語などの展開についての着想を、1953年に発表されたアメリカ合衆国の映画・『シェーン』から得ている。(Wikipedia)

刑期を終えた中年男が、行きずりの若いカップルとともに妻のもとへ向かう姿を描いた“健さん”主演のロード・ムービー。北海道網走。夢だった新車を買って北海道をドライブする欽也は、途中女の子をナンパし、ふたりで旅を続ける。ある時、ひょんなことから出所したばかりの中年男・勇作と出会い、旅をともにすることに。やがて、ふたりは勇作から“自分を待っていてくれるなら、家の前に黄色いハンカチを下げておいてくれ”と妻と約束したことを打ち明けられる……。あまりにも有名なラストは“あざとい”と感じながらも涙せずにはいられない感動作。(allcinema)

ドーンの作詞・作曲したフォーク・ソングとしても親しまれている、ピート・ハミル原作の映画化。模範囚として六年の刑期を終えた男が、行きずりの若者二人と共に、妻のもとへ向う姿を描く。脚本は「男はつらいよ 寅次郎と殿様」の山田洋次と朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。(KINENOTE)

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野性の証明 (1978)


Source:KINENOTE

監督:佐藤純彌
脚本:高田宏治
原作:森村誠一
製作:角川春樹、坂上順、遠藤雅也
出演:高倉健、中野良子、薬師丸ひろ子
音楽:大野雄二
主題歌:町田義人「戦士の休息」
撮影:姫田真佐久
編集:鍋島惇
製作会社:角川春樹事務所
配給:日本ヘラルド映画、東映
上映時間:143分

森村誠一の小説、およびその小説を原作として1978年10月7日に公開された日本映画。また、1979年1月から3月にかけて毎日放送制作TBS系列にてテレビドラマ版が放映された。東北の寒村で大量虐殺事件が起こる。その生き残りの少女と、訓練中、偶然虐殺現場に遭遇した自衛隊員。この二人を主人公に、東北地方の都市を舞台にした巨大な陰謀を描く。(Wikipedia)

大ヒットとなった『人間の証明』に続いて森村誠一のベストセラーを映画化。東北の寒村で大量虐殺事件が発生。唯一生き残った少女・頼子はショックから記憶喪失となっていたが、当時山中でサバイバル訓練を行っていた自衛隊員・味沢に引き取られる事になる。退役した味沢と頼子は地方都市で平穏な生活を行っていたが、予知能力とも言える頼子の持つ不思議な力が二人を巨大な陰謀へと巻き込んでいく……。クライマックスの軍事演習シーンはアメリカで撮影され、本物の戦車が大挙登場する迫真の画面が展開された。頼子に扮したのはデビュー間もない薬師丸ひろ子(allcinema)

国家権力によって比類ない殺人技術を叩きこまれた男が、一人少女のなかに、自らの人間性の回復を託そうとする男の姿を描く森村誠一原作の映画化。角川映画第三弾。脚本は「日本の首領 完結篇」の高田宏治、監督は「人間の証明 Proof of the Man」の佐藤純彌、撮影は「順子わななく」の姫田真佐久がそれぞれ担当。(KINENOTE)

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冬の華 (1978東映)


Source:kinenote 2022/4/12

監督:降旗康男
脚本:倉本聰
企画:俊藤浩滋、橋本慶一
出演:高倉健、北大路欣也、池上季実子、田中邦衛、藤田進、岡田真澄
音楽:クロード・チアリ
撮影:仲沢半次郎
編集:堀池幸三
製作会社:東映京都
配給:東映
上映時間:121分

『冬の華』(ふゆのはな)は、1978年(昭和53年)6月17日に公開された日本の映画。製作は東映(京都撮影所)。監督は降旗康男。脚本は倉本聰。主演は高倉健。1970年代の横浜を舞台に、暴力団の抗争を主題とした作品である。(Wikipedia)

殺した相手の娘を気にかけ、伯父と偽り文通を続ける一方、堅気になれずヤクザの世界で破滅していく男の姿を描いたドラマ。関東の東竜会幹部、加納秀次は、会長を裏切り、関西の暴力団に寝返った松岡(池部良)を殺害する。しかし、松岡には3歳になる洋子という一人娘があり、加納は洋子を舎弟の男に託して服役した。服役中、加納はブラジルにいる伯父と偽り、洋子と文通を続けその成長を見守る。やがて、15年の刑を終え出所した加納は堅気になることを決意するのだったが……。(allcinema)

殺した相手の娘を気にかけ、伯父だといつわり文通を続けながら、彼女の成長を見守るうちに再び義理によって人を殺す男の姿を描く。脚本は「君は海を見たか」の倉本聰、監督は「夜の演歌 しのび恋」の降旗康男、撮影は「犬神の悪霊」の仲沢半次郎がそれぞれ担当。苦悩する男の生き様にクローズアップしていくところは、倉本聰脚本らしさが出ている。ウェットな日本的情緒がベッタリと絡み合ったこの手の物語が個人的に甚だ苦手だってことを再認識。その苦手意識にさらなる拍車をかけるC・チアリの扇情的な音楽が印象に残る映画だ。横浜が舞台のヤクザを主人公とした映画なのだが、切った張ったのバイオレンス映画というよりも、そこは倉本の脚本らしく過去に傷をもつ孤独な男の物語になっている。降旗康男倉本聰の佳作。 (KINENOTE)

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遙かなる山の呼び声 (1980松竹)


Source:allcinema, amazon.com

監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
出演:高倉健、倍賞千恵子、武田鉄矢、吉岡秀隆、ハナ肇、渥美清
音楽:佐藤勝
撮影:高羽哲夫
編集:石井巌
製作会社:松竹
配給:松竹
上映時間:124分

『遙かなる山の呼び声』(はるかなるやまのよびごえ)は、1980年3月15日に公開された日本映画。いわゆる民子三部作(1970年の『家族 (映画)』、1972年の『故郷 (映画)』、1980年の『遙かなる山の呼び声』)の第三作。(Wikipedia)

北海道を舞台に、誤って人を殺して警察に追われる男と、牧場を経営する母子の出会いと別れを描いた人情ドラマ。監督は“男はつらいよ”シリーズの山田洋次。北海道東部の酪農の町・中標津。風見民子は一人息子の武志を育てながら亡夫の残した牧場をひとりで切り盛りしていた。そんなある日、激しい雨の降る夜、一人の男が民子の家を訪れ、民子は納屋を提供する。その晩、牛のお産があり、男はそれを手伝うと、翌朝、去っていった。その夏、男が再びやってきて、働かせてくれと願い出た……。(allcinema)

警察に追われる男と、牧場を切り回す母子の出会いと別れを描く。脚本は「男はつらいよ 寅次郎春の夢」の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当している。(KINENOTE)

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駅 STATION (1981東宝)


Source:KINENOTE 2022/2/15、2023/5/9

北海道・増毛町、雄冬岬、札幌市などを舞台に、様々な人間模様を描き出した名作である。劇中に八代亜紀の代表曲「舟唄」が印象的に使用されていることでも知られている。(Wikipedia)

銭函駅(ぜにばこえき)は、北海道小樽市銭函2丁目2にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅。駅番号はS11。電報略号はセニ。駅名からの縁起の良さから入場券が人気を集め、10月17日の「貯蓄の日」には記念入場券が販売されていた。駅 STATION - 1981年、映画の冒頭シーンで主人公英次とその妻直子との別れのシーンのロケに使われた。

オリンピックの射撃選手でもある刑事と3人の女性の宿命的出会いと別れを3部構成で描いた人間ドラマ。1967年。警察官の英次は過酷な仕事とオリンピックの射撃選手として練習が続いたことが原因で妻・直子と離婚した……。1976年。オリンピック強化コーチのかたわら、連続通り魔を追う英次。犯人として浮かんだ吉松五郎を捕まえるため、妹のすず子の尾行を開始する……。1979年。故郷の雄冬に帰る英次だったが、連絡船が欠航となったため仕方なく居酒屋“桐子”に入る……。(allcinema)

オリンピックの射撃選手であり、警察官でもある一人の男と、事件を通して彼の心を通り過ぎていく女たちを描く。脚本は「冬の華」の倉本聰、監督は「仕掛人梅安」の降旗康男、撮影は「復活の日」の木村大作がそれぞれ担当。

−−1967年1月 直子−−
その日、警察官の英次(高倉健)は雪の降り続く銭函駅ホームで、妻の直子(いしだあゆみ)と、四歳になる息子義高(岩淵建)に別れを告げた。離婚を承諾した直子は、動き出した汽車の中で、英次に笑って敬礼するが、その目には涙が溢れていた。苛酷な仕事と、オリンピックの射撃選手に選ばれ合宿生活が続いていたことも原因であった。その頃、英次の上司、相馬(大滝秀治)が連続警察官射殺犯“指名22号”に射殺された。中川警視(池部良)の「お前には日本人全ての期待がわかっている」との言葉に、犯人を追跡したい英次の願いは聞き入れられなかった。テレビが東京オリンピック三位の円谷幸吉の自殺を報じていた。「これ以上走れない……」英次にその気持が痛いほどわかった。

−−1976年6月 すず子−−
英次の妹、冬子(古手川祐子)が、愛する義二(小松政夫)とではなく、伯父の勧めた見合の相手と結婚した。英次は、妹の心にとまどいを覚え、義二は結婚式の夜に荒れた。その頃、英次はオリンピック強化コーチのかたわら、赤いミニスカートの女だけを狙う通り魔を追っていた。増毛駅前の風侍食堂につとめる吉松すず子(烏丸せつこ)の兄、五郎(根津甚八)が犯人として浮かんだ。すず子を尾行する英次のもとへ、コーチ解任の知らせが届いた。スパルタ訓練に耐えられなくなった選手たちの造反によるものだ。すず子はチンピラの雪夫(宇崎竜童)の子を堕すが、彼を好きだった。しかし、雪夫にとって、すず子は欲望のハケロでしかなく、英次が警察官と知ると協力を申し出た。雪夫は結婚を口実にすず子を口説いた。すず子は、刑事たちの張り込みに気づいていながらも、愛する雪夫を兄に会わせたく、隠れている町へ案内した。そして、英次の前に吉松が現れたとき、すず子の悲鳴がこだました。

−−1979年12月 桐子−−
英次のもとに旭川刑務所の吉松五郎から、刑の執行を知らせる手紙が届いた。四年の間、差し入れを続けていた英次への感謝の手紙でもあった。英次は故郷の雄冬に帰ろうと、連絡船の出る増毛駅に降りた。風待食堂では相変らず、すず子が働いていた。雪夫は結婚したらしく、妻と子を連れてすず子の前を通り過ぎて行く。舟の欠航で所在無い英次は、赤提灯「桐子」に入った。女手一つで切り盛りする桐子(倍賞千恵子)の店だが、三十日なのに客も来ない。テレビでは八代亜紀の「舟唄」が流れている。「この唄好きなのよ」と桐子は咳いた。自分と同じく孤独の影を背負う桐子に、いつしか惹かれる英次。大晦日、二人は留萌で映画を観た。肩を寄せ合って歩く二人が結ばれるのに時間はかからなかった。英次は、初詣の道陰で桐子を見つめる一人の男に気づく。英次が雄冬に帰りついたのは、元旦も終ろうとしている頃だ。そこで、十三年ぶりに電話をかけて直子の声を聞いた。池袋のバーでホステスをしているという。雄冬の帰り、桐子は、札幌へ帰る英次を見送りに来ていた。その時、“指名22号”のタレ込みがあり、英次は増毛に戻った。手配写真と、桐子を見つめていた男の顔が英次の頭の中でダブル。桐子のアパートで22号は、英次の拳銃で撃ち殺された。警察に通報しながら22号をかくまっていた桐子。札幌に戻る前、英次は桐子を訪ねた。英次に背を向け「舟唄」を聞き入る彼女の顔に涙が流れている。英次は気づかない。英次は札幌行きの列車に乗った。(KINENOTE)

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海峡 (1982)


Source:amazon 2022/3/21

『日本沈没』、『八甲田山』、『動乱』の森谷司郎監督が、青函連絡船洞爺丸事故から約30年にわたり青函トンネルの工事に執念を燃やす国鉄技師らの物語を描いた映画である。(Wikipedia)

本州と北海道を結ぶべく着工した青函トンネル開通工事に従事する技術調査員を中心に、長年に渡って難航を極めた大プロジェクトに取り組む人々の人間模様を描いたドラマ。(allcinema)

本州と北海道の間にトンネルを掘ろうとする男達と、彼らを見つめる女たちの姿を描く。岩川隆の同名の原作の映画化で、脚本は井手俊郎と「漂流」の森谷司郎の共同執筆、監督も森谷司郎撮影は「駅/STATION」の木村大作がそれぞれ担当。(KINENOTE)

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南極物語 (1983)


Source:Wikipedia 2021/10/30

監督:蔵原惟繕
脚本:野上龍雄、佐治乾、石堂淑朗、蔵原惟繕
製作総指揮:日枝久
出演:高倉健、渡瀬恒彦、岡田英次、夏目雅子、荻野目慶子、日下武史、神山繁、山村聰、江藤潤、佐藤浩市、岸田森
音楽:ヴァンゲリス
撮影:椎塚彰
編集:鈴木晄
製作会社:南極物語製作委員会
配給:日本ヘラルド映画、東宝
上映時間:145分

南極大陸に残された兄弟犬タロとジロと越冬隊員が1年後に再会する実話を元に創作を交え、北極ロケを中心に少人数での南極ロケも実施し、撮影期間3年余をかけ描いた大作映画である。本作の成功の勢いはその後の『ビルマの竪琴』や『子猫物語』などが続き、1980年代以降に続くフジテレビ製作映画の起点ともなった作品である。キャッチコピーは、『どうして見捨てたのですか なぜ犬たちを連れて帰ってくれなかったのですか』。(Wikipedia)

有名なタロ・ジロの実話を基に、南極の厳しい環境の中、15匹のカラフト犬の生への奮闘と南極観測隊員たちの姿をスケール感たっぷりに描く。フジテレビが本格的に映画製作に乗り出した最初の作品で、当時の興行成績を次々と塗り替える空前の大ヒットを記録した。出演は高倉健、渡瀬恒彦、夏目雅子。昭和33年2月、南極昭和基地での越冬隊の活動は、例年にない悪天候のため中止になり、犬係の潮田と越智の必死の要請も虚しく、越冬隊と行動を共にした15匹のカラフト犬は極寒の地に置き去りとなってしまう……。(allcinema)

南極観測隊が悪天候に阻まれ、やむなく南極の地に置き去りにしてきた十五匹のカラフト犬の生への闘いと、観測隊員たちの姿を描く。脚本は「人生劇場(1983)」の野上龍雄、「色ざんげ(1983)」の佐治乾、「暗室」の石堂淑朗、「キタキツネ物語 The Fox in The Quest of The Northern Sun」の蔵原惟繕の共同執筆。監督は「青春の門 自立篇(1982)」の蔵原惟繕、撮影は「キタキツネ物語」の椎塚彰がそれぞれ担当。 (KINENOTE)

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居酒屋兆治 (1983田中プロ)


Source:KINENOTE

監督:降旗康男
脚本:大野靖子
出演:高倉健、加藤登紀子、伊丹十三、細野晴臣、大原麗子、 田中邦衛、ちあきなおみ、山谷初男
音楽:井上堯之
撮影:木村大作
編集:鈴木晄
製作:田中プロモーション、東宝
配給:東宝
上映時間:125分

『居酒屋兆治』(いざかやちょうじ)は、山口瞳の小説、またそれを原作にした1983年公開の日本映画である。(Wikipedia)

後ほど知った話であるが、原作は山口瞳であって、監督の降旗康男はできるだけ忠実に映画化したそうである。あのユーモアとウイットに富んだ山口瞳がこんなに悲しい小説を書いていたとは・・・ 本当に驚いた。(allcinema)

函館の街を舞台に小さな居酒屋を営む男と初恋の女とのすれちがう想い、その店に集まる人々の人生模様を描く。山口瞳原作の同名小説の映画化で脚本は「未完の対局」の大野靖子、監督は「駅/STATION」の降旗康男、撮影は、「小説吉田学校」の木村大作がそれぞれ担当。(KINENOTE)

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夜叉 (1985)


Source:KINENOTE

監督:降旗康男
脚本:中村努
製作:島谷能成、市古聖智
出演:高倉健、いしだあゆみ、田中裕子、田中邦衛、大滝秀治、小林稔侍、ビートたけし、森寿男とブルーコーツ、真梨邑ケイ、奈良岡朋子
音楽:佐藤允彦、トゥーツ・シールマンス
主題歌:ナンシー・ウィルソン:(「ウィンター・グリーンサマー・ブルー」)
撮影:木村大作
編集:鈴木晄
製作:東宝、グループ・エンカウンター
配給:東宝
上映時間:128分

『夜叉』(やしゃ)は、1985年8月31日に公開された日本映画。監督は降旗康男、主演は高倉健。製作は東宝、グループ・エンカウンター。ジャズの佐藤允彦、トゥーツ・シールマンス(ハーモニカ)が音楽を担当、ミナミのホールでは森寿夫とブルーコーツが出演していたようだ。(Wikipedia)

ある港町を舞台に、漁師として生きる男の隠された壮絶な過去、縺れた愛を描く。監督は「魔の刻」の降旗康男、脚本は中村努が務めた。撮影を担当した木村大作のカメラワークにも注目。(allcinema)

今は漁師として生活している中年男の隠された過去と揺れ動く愛を描く。脚本は「ひとごろし」の中村努、監督は「魔の刻」の降旗康男、撮影も同作の木村大作が担当。 (KINENOTE)

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海へ〜See you〜 (1988)


Source:KINENOTE

監督:蔵原惟繕
助監督:猪崎宣昭
脚本:倉本聰
原案:ジョゼ・ジョバンニ「砂の冒険者たち」
製作:
出演:高倉健、桜田淳子、フィリップ・ルロワ、小林稔侍、宇崎竜童、いしだあゆみ、池部良、夏木陽介、大橋吾郎
音楽:宇崎竜童、千野秀一
撮影:佐藤利明
編集:鈴木晄
製作会社:ニュー・センチュリー・プロデューサーズ
配給:東宝
上映時間:174分

パリ・ダカールラリーを舞台にした作品であり、実際のパリ・ダカラリーの現地で長期ロケが行われた。上映時間が2時間53分の超大作のため、ビデオソフトでは上下2巻セットで発売された。 (Wikipedia)

・・・(allcinema)

パリ・ダカール・ラリーに命を賭けた男達の愛と戦いを描く。ジョゼ・ジョバンニの「砂の冒険者」を原案に、「時計 Adieu l'Hiver」の倉本聰が脚本を執筆。監督は「道(1986)」の蔵原惟繕、撮影は佐藤利行がそれぞれ担当。(KINENOTE)

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あ・うん (1989/11東宝/フィルムフェイス)


Source:KINENOTE

監督:降旗康男
脚本:中村努
原作:向田邦子
製作:石井幸一、伊藤伴雄、進藤淳一
出演:高倉健、富司純子、板東英二、富田靖子、山口美江、大滝秀治、宮本信子
音楽:朝川朋之
撮影:木村大作
編集:飯塚勝
製作会社:
配給:東宝
上映時間:114分

昭和初期の山の手を舞台とした、製薬会社のサラリーマンの水田仙吉と親友の実業家門倉修造、門倉に思われる仙吉の妻たみ、仙吉夫婦の一人娘さと子、門倉の愛を得られぬ妻の君子を中心とした、暗い昭和の支那事変前夜の庶民の暮らしを描いている。タイトルの「あ・うん」は、仙吉の父初太郎(映画では帝大生・石川義彦)がこの2人をさして「神社を守っている狛犬の阿(あ)と吽(うん)だ」と評したことが作品の中で示されている。(Wikipedia)

向田邦子の同名小説を「居酒屋兆治」「夜叉」の降旗康男監督が映画化。主演は高倉健と17年ぶりにスクリーンにカムバックした富司純子。昭和初期の東京・山の手を舞台に、中年実業家の男の友情とその妻への秘めた思いを描く人情ドラマ。昭和12年春。中小企業の社長・門倉修造は、会社勤めのまじめなサラリーマン水田仙吉とは気が合い20年来の付き合いだった。その水田が地方転勤から3年半ぶりに東京に戻ってきたため、再び門倉と水田一家の家族ぐるみの付き合いが始まった。(allcinema)

昭和初期、東京・山の手を舞台に中年実業家の友情を描く。向田邦子原作の同名小説の映画化で、脚本は「座頭市」の中村努が執筆。監督は「極道の妻たち 三代目姐」の降旗康男、撮影は同作の木村大作がそれぞれ担当。(KINENOTE)

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ホタル (2001)


Source:kinenote 2022/4/12

監督:降旗康男
脚本:竹山洋、降旗康男
出演:高倉健、田中裕子、水橋貴己、奈良岡朋子、井川比佐志、小澤征悦
音楽:国吉良一
撮影:木村大作
編集:西東清明
製作会社:(「ホタル」製作委員会)東映、テレビ朝日、住友商事、角川書店、東北新社、日本出版販売、TOKYO FM、朝日新聞社、高倉プロモーション
配給:東映
上映時間:114分

「鉄道員〈ぽっぽや〉」の降旗康男監督と高倉健が再タッグを組んだ人間ドラマ。特攻隊の生き残りである漁師が昭和の終焉に直面。不治の病に侵された妻とともにある“旅“に出ることを決意する。第25回日本アカデミー賞で13部門ノミネート。高倉も主演男優賞にノミネートされたが、「後輩の俳優に道を譲りたい」として辞退した。(Wikipedia)

「鉄道員」の高倉健と降旗康男監督が再び顔を合わせ描く、戦争の傷跡を内に抱えて生きる夫婦の愛の物語。桜島を望む鹿児島の小さな港町で静かに暮らす山岡(高倉)と妻の知子(田中)。漁師をしていた山岡は、知子が14年前に肝臓を患い人工透析が必要になったのを機に沖合での漁をやめカンパチの養殖を始めた。時代が“平成”に変わったある日、山岡は藤枝という男が青森の冬山で亡くなったことを知る。藤枝は山岡と同じ特攻隊の生き残りだった。山岡は再び“昭和”という時代を見つめることになる。(allcinema)

激動の昭和を生き抜いた特攻隊の生き残りである男と、その妻の人生を描く人間ドラマ。監督は「鉄道員」の降旗康男。脚本は、「義務と演技」の竹山洋と降旗監督の共同。撮影を「鉄道員」の木村大作が担当している。主演は、「鉄道員」の高倉健と「ざわざわ下北沢」の田中裕子。東映創立50周年記念作品。(KINENOTE)

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四十七人の刺客 (1994/10)


Source:Wikipedia 2021/12/12

『四十七人の刺客』(しじゅうしちにんのしかく)は、池宮彰一郎の長編時代小説。赤穂浪士討ち入りに至るまでを、主君への忠義といった要素を排して、大石ら赤穂浪士と吉良家・上杉家との謀略戦として描く。(Wikipedia)

池宮彰一郎の同名小説を、池上金男(池宮彰一郎のペンネーム)と竹山洋と市川崑の三人が脚色し映画化。赤穂浪士の討ち入りを描いた時代劇であるものの、従来の「忠臣蔵」と異なり、討ち入りを「情報戦」「経済戦」「暗殺」という視点で描いた意欲作。(allcinema)

大石内蔵助と吉良・上杉側の司令塔、色部又四郎との謀略戦争を軸に、内蔵助の人間像を追いつつ新しい視点で描いた忠臣蔵映画。従来の″忠臣蔵″の物語に、現代的な情報戦争、経済戦争の視点を当て実証的に描きベストセラーとなった池宮彰一郎の小説の映画化で、監督は「帰ってきた木枯し紋次郎」の市川崑。脚本は池上金男(池宮彰一郎の脚本家としてのペンネーム)と市川、竹山洋の共同、撮影は五十畑幸勇が担当。(KINENOTE)

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単騎、千里を走る (2005北京新画面影業他)


Source:KINENOTE

監督:張芸謀、降旗康男
脚本:鄒静之
製作:張偉平、修健、江志強(ビル・コン)
出演:高倉健、田中裕子、水橋貴己、奈良岡朋子、井川比佐志、小澤征悦
音楽:郭文景
撮影:趙小丁、木村大作
編集:程瓏、川島章正
製作会社:北京新画面影業有限公司、張芸謀電影工作室、東宝(他)
配給:東宝
上映時間:108分

『単騎、千里を走る。』(たんき、せんりをはしる、中国語題:千里走単騎)は、中国雲南省を舞台に父と子のつながりを描いた中国・日本合作映画。題名は『三国志演義』の第27話にある関羽が一時仕えていた曹操のもとを出奔して旧主劉備にもとへ帰った故事「六将を斬りて五関を過ぐ」を独立させた小説『千里走単騎』から。監督は中国編を張芸謀(チャン・イーモウ)、日本編は降旗康男が務めた。主演は高倉健。(Wikipedia)

日本映画界の第一人者、高倉健と、アジアを代表する巨匠監督チャン・イーモウの夢のコラボレーションが実現したヒューマン・ドラマ。長年疎遠となっていた息子の余命が僅かと知った主人公が、息子の願望を叶えようと単身中国に渡り、困難な旅の中で中国の人々と心を通わせていく姿を綴る。なお日本での撮影は、イーモウ監督の強い希望で日本人スタッフが担当することになり、降旗康男監督はじめ高倉健主演映画を数多く手掛けてきたベテランスタッフが結集した。(allcinema)

静かな漁村に暮らす高田剛一(高倉健)は、久々に東京に向かう。嫁の理恵(寺島しのぶ)が電話で、剛一の息子、健一(声:中井貴一)が重病で父親に会いたがっていると知らせてきたのだ。しかし、入院している健一は、長年にわたる確執から父親に会うことを拒んでいた。打ちひしがれ、病院をそっと抜け出す高田に、理恵はビデオテープを渡す。テープを再生した高田は、息子が千年以上にさかのぼる、宗教的儀式にまつわる演劇形態の研究をしていたことを知る。有名な俳優リー・ジャーミン(リー・ジャーミン)の舞踏を見るために、はるばる中国南部・雲南省まで向かった健一だったが、あいにくリーは病気のために歌を披露することができず、健一が翌年再び雲南省を訪れたら、『三国志』に由来する仮面劇『単騎、千里を走る。』を披露することを約束していたのだ。今となっては決して果たされない約束。高田は息子のやり残した仕事を成し遂げるために、リーの舞踏をビデオ・テープに撮ろうと単身、中国の麗江市へ旅立つ。手がかりは、舞踏家リー・ジャーミンという名前のみ。しかも高田の道案内をするチュー・リンは、おそろしく日本語がおぼつかない。遅々として進まない状況。言葉も分からないこともあって、苛立ちを隠しきれない高田は、やっとの思いでリーの元にたどり着くが、リーは生き別れになった息子ヤン・ヤンのことを思うと、『単騎、千里を走る。』を舞うことができないと言う。息子に一目会いたいと泣きながら懇願するリーに、高田はやむなくヤン・ヤンを迎えに行くことを決意する。(KINENOTE)

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あなたへ (2012)


Source:高倉健主演「あなたへ」車中泊旅行ルートまとめ 2023/5/19


Source:Wikipedia 2022/2/26

『あなたへ』は、2012年8月25日に公開された日本映画。降旗康男監督、高倉健主演。2014年11月10日に死去した高倉健最後の主演作品となった。 また、この映画の脚本を基として書かれた森沢明夫の小説。高倉にとって2006年の『単騎、千里を走る。』以来6年ぶりの主演映画であり、205本目の出演映画で、2014年に亡くなった高倉の遺作となる(2012年に亡くなった大滝秀治の遺作でもある)。高倉が監督の降旗と組んだ20作目にあたる。元々は高倉の主演作の企画が持ち上がった際、『夜叉(1985)』、『あ・うん』(1989年)などをプロデュースした故・市古聖智が遺したシノプシスを、市古の関わった数々の作品でカメラマンを務めた林淳一郎が降旗に紹介。降旗が興味を示した事に始まる。オリジナルのストーリーは非常に長いものだったため、脚本の青島武、降旗、東宝側のプロデューサー、そして林の4名で内容を整えていったものである。企画者として、市古と並び、撮影監督の林の名前が列挙されているのはこうした経緯による。(Wikipedia)

「鉄道員(ぽっぽや)」「ホタル」の高倉健が、本作で20本目となる降旗康男監督とのタッグで贈る感動のロード・ムービー。先立った妻の遺言に従い、北陸から妻の故郷・長崎へと旅立った主人公が、道中で様々な人々との一期一会を重ねる中で、亡き妻の知られざる想いと深い愛情に気づく姿を叙情豊かに綴る。共演に田中裕子。また主人公が旅先で出会う人々には、佐藤浩市ビートたけし、余貴美子をはじめ豪華キャストが名を連ねる。(allcinema)

「駅 STATION」「鉄道員」など数々の名作を送り出してきた降旗康男監督と高倉健のタッグ20作目となるヒューマンドラマ。愛した妻の想いを知るため、妻との記憶を巡る旅に出る男の道のりを描く。共演は「春との旅」の田中裕子、「アンフェア the answer」の佐藤浩市、「ステキな金縛り」の草なぎ剛、「愛と誠」の余貴美子、「映画 ホタルノヒカリ」の綾瀬はるか。(KINENOTE)

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Last modified: Fri, 19 May 2023 13:30:06 +0900
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